早く終わらないかな〜と言う最悪の考えをしている自分がいる。

さて、最初からお断りしておきますが、今回は抹香臭いのです。 無面倒くさい話しが苦手な方はご遠慮くださいなのです。

最近、気がつくと「早く終わらないかな〜」「早く過ぎないかな〜」と思っていることがあります。 これって、思いつく限り最悪の状態です。

 

そんな風に思う位なら、まだやらない方がマシと言うものです。

 

コロナの影響なんて、「へっちゃら、へっちゃら」と話して来ましたが、そう言う訳にはいかない様です。

 

小さいながらも銀座に事務所を構えている頃は大晦日の遅い時間までモバイルサイト用の動画を編集していました。 もう少し遡ると、大晦日に4tトラックを転がしながら、現場から現場へと高速道路を走っていました。

 

12月31日まで仕事をしていることが良いか?は別として、要するに仕事に追われている事が私のデフォルトだった訳です。

 

それがコロナを境にして大きく変わります。

 

ベトナムで一応、定職につき、休みの日もアルバイトをしています。 収入も決して安い部類には入りません。

 

ガーさんは母の様に私の事を世話してくれるし、三度々々、温かく美味しい食事を用意してくれます。

 

満足レベルをどこに設定するか?の問題はありますが、現在の生活は満ち足りているのです。

 

普段、一緒に勉強している実習生の状況は逼迫しています。 最近になり、少しずつ日本に行き始めましたが、多くの実習生はコロナの影響で数ヶ月ベトナムで足止め状態です。

高校を卒業したばかりの若い生徒のご両親は日本行きの費用を確保する為にどれだけ苦労した事でしょう。

既に結婚して、子供がいる生徒もたくさんいます。

 

先日の授業で、ある男子生徒と会話をしました。 彼は30歳を過ぎているのですが、奥さんは故郷で農業をしているそうです。

私の様な情の薄い人間には理解できない位ベトナム人の家族愛は強烈に強いです。 妻や小さな子どもと3年間も離れて暮らすのは私の想像を超える辛さだと思います。

 

彼の後ろに座っている男性にも質問してみました。 なんと彼の場合、奥さんもほぼ時を同じくして、技能実習生として日本に行くそうです。

彼は広島県、奥さんは京都です。

彼らの小さな子どもはご両親が面倒を見てくれます。

Messengerを使えば、子供の様子を見ることができますが、3年間も我が子に触れることが出来ないのです。

 

 

また、ベトナム中部は大雨、洪水で大変な状態になっています。

 

今朝、初めて聞いたのですが、クワンビンにあるガーさんの実家も「半分ぐらいまで、水が入っている」らしいです。 「半分位」と言うのは、腰?胸?位まで浸水しているということになります。 既に数日間、この状態で生活をしているらしいです。

 

実家にはガーさんのご両親、お兄さんの嫁、ガーさんの娘2人がいます。 お母さんは半身が麻痺しているし、お父さんは足が痛いそうです。 お兄さんでもいれば良いのですが、軍人さんなので滅多に帰ってきません。

 

色々聞くと可愛そうなので、断片的にしか分かりませんが、椅子の上で寝ている?とか・・・

 

ベトナム中部の広い範囲に渡り大きな被害が出て、多くの人が亡くなっています。

 

ガーさんの実家を思い出しても、家の周りはどこまでも畑が続き、裏手には川が流れています。 Facebookで被災したエリアの動画を見ましたが、どこも泥水で覆われています。 田舎に行くと、当たり前のように鶏や豚を飼っているので、衛生状態も心配です。

 

本日は日曜日なのですが、朝から、美味しい珈琲を飲みPCに向かいバカなことを書いている私は、限りなく恵まれた環境にいるのです。

 

私に出来ることは限られていますが、まずは今晩のskype授業に全力投球することにしましょう。