焚き火のススメ。蟻はピョンと飛ぶことが出来るのだろうか?

只今ガーさんの故郷に来ています。 これまでに、トータルで結構な日数一緒に生活をしているので、家族の様です。

お互いに気を使うことなく気楽な田舎生活です。

私の事をご存知でしたら、気を遣って色々と家の手伝いをしているのでは?と思われるかもしれませんが、全然そんな事はありません。

ダラダラです。

一番遅く起きて、一人でノンビリ朝ごはんを食べているテイタラクです。

 

変な所が神経質なのですが、完全アウエーの環境に適応出来るのは我ながら大したもんだな〜と思ってしまいます。

 

田舎に来ても毎晩、2時間Skypeの日本語授業をしていました。 ※昨晩で無事終了!

 

小さい子供が3人いるので、授業中は外野がうるさいのでは?と心配していました。 所が授業が始まると同時にピタッ!と静かになるのです。

イアフォンを付けていますが、突然静かになったのは分かります。 私の声だけ家中に響き少々恥ずかしい位です。

そして、午後9時に授業が終わります。 その瞬間、家の中が一気に賑やかになります。

恐らくガーさんが「授業中は静かにしてね」と皆さんに話してくれたのでしょう。

 

夜の授業以外の時間は何をしているか???

 

ひたすらダラダラ過ごしています。

ただ、知り合いの日本人から会社パンフレット制作の仕事を貰ったので、こちらに来ても修正作業をしていました。 そして、先程無事データ納品です。

 

実はデザイン費用について一切話していませんでした。

 

昔からお金の交渉が本当に苦手なのです。 ついつい、お金は結構ですよ。 会社摂理のご祝儀に。 と言ってしまい、昔から「ただ仕事」をたくさんしてきました。

 

今回も友人には、会う機会があったら「ご祝儀程度頂ければ・・」と話していました。 ※ブログを通じて連絡を貰った方なので、一度もお会いした事がありません。

 

でも、コロナウイルスでの生活苦を察してくれたのでしょう。 「ギャラは◯万円でどうでしょう!」とメッセージを貰いました。

 

これは本当に助かります。 感謝感謝なのです。

 

ガーさんに◯◯さんが◯万円くれるってさ〜と話したら本当に嬉しそうな顔をしていました。

 

アウエーの環境でも唯一の日課があります。

スターフルーツの葉を大きな鍋でグツグツと煮るのです。 何のためか?と言うと、アレルギーの肌にこの煮汁がとても良いらしいのです。 ガーさんがどこから聞いてきました。

 

ガスコンロなんて使いませんよ。 庭の隅で薪を使い煮るのです。

 

この煮方が私なのです。

 

最近You Tubeを見ても、一人山の中でキャンプをしたり、料理を作ったり、薪を使い火をおこす動画が出てきます。

 

恐らく男だったらみんな好きでしょうね。 目の前でパチパチと燃える薪を見ているとなんとも落ち着きます。 本当はスコッチでもちびちび飲みたい所なのですが。。。

私は昭和40年生まれの55歳ですが、煮炊きはガスコンロしか知りません。 元嫁は古い家の出身だったので、彼女の家では料理をしたり風呂を沸かす時に、まだ薪を使っていました。

 

でも、使っていたのはおがくずを固めた「オガライト」だった様な記憶があります。 これは扱いが簡単ですが、面白みがありません。

 

ガーさんの家で使うのは「天然の薪?」です。

 

薪によって、着火しやすいが直ぐに燃え尽きてしまう。 火力が弱い。 着火に時間はかかるが、一度火が付けば長時間燃え続ける。。。など特徴があります。

 

実は、ワタクシ焚き火歴が長いのです。

 

元嫁と一緒に建てた家に薪ストーブがあったのです。

 

冬の寒い日、朝一番でストーブに火を入れるのが私の役目でした。

 

薪は夏の間、元嫁の実家に行き、お義兄さんが切り倒した丸太をチェーンソーで切り、斧で割り確保するのです。 この時に色々な木を割ったので、木の特徴が分かりました。

薪ストーブの様なエアタイト式は、密閉されたストーブの中が高温になるので、樫の木が最適です。 高温で長時間燃え続けます。 ただ、この樫の木は「硬い!」そして「重い!」「トンデモなく重い!」 チェーンソーで輪切りにするのも大変ですが、斧で割るのも一苦労です。

 

柿の木は切りやすいですが、スカスカなので直ぐに燃え尽きてしまいます。

 

薪に火を付ける際に大切なのは、「乾燥した薪」と「空気の流れ」です。 着火用の燃料やガスバーナーを使う人がいます。 これらを使えば簡単に火が起きますが、面白みがありません。

 

細い木があればマッチだけで大丈夫です。 ガーさんの田舎の様に太い木ばかりでもA4の紙が1枚あれば火を起こす事が出来ます。 大切なのは空気の流れです。

 

庭から集めた木なので、蟻や小さな虫が付いています。

薪は地面に数回叩きつけてから、火にくべるので大抵の虫は落ちるのですが、時々運悪く火の間近で慌てている蟻がいます。

長い木を突っ込んでいるので、『火』と反対方向に進み、薪からピョンと地面に飛び降りれば良いのですが、蟻のジャンプって今までに見た事がありません。

犬や猫の様に飛べないのだろうか? ジャンプ出来ないにしても木の下側でしがみつくのを止めればポトリと地面に落ちて命は助かります。

ウロウロ動いているうちに段々と火が迫ってきます。 仕方がありませんね。

細い棒を蟻の前にも差し出します。 『あー助かったー』とばかりに、棒の上に乗っかります。

昨日、事故現場で無残な〇〇を見てしまったので、蟻の命でも尊く感じます。

ハノイに戻ったら薪なんて触れませんからね。 今日はじっくりと焚き火を楽しむのです。