ホーチミン一番のお勧めマッサージ(清く正しいマッサージ編)

とうの昔に人生の折り返し点は通過してしまったが、腰が痛いとか、肩が凝るとかは全くなし。 頭の中以外は至って健康体です。

 

そんな私ですが、時々、気分転換でマッサージに行くことがあります。

ホーチミン1区の日本人街の近辺には数え切れないほどの、マッサージ屋があります。 ピチピチの超セクシーな衣装を身に着け、道行く男性に声を掛けるセクシー系マッサージから、真面目なマッサージ屋まで、半径100m位のエリアに何軒くらいあるのでしょうか。。。

その中でも、一番のお勧めは東屋ホテルです。

基本は日本人相手のホテルなのですが、屋上に露天風呂があり、マッサージも充実しています。

 

ホーチミンには1年4ヶ月住んでいるので、もう慣れてしまいましたが、一番最初に来た時には、海外!東南アジア!ベトナム人女性!にドキドキしたものです。

 

忙しい人は事前に電話(02838246835)予約をした方が良いかもしれません。 時間帯によっては、混み合うようです。

 

最初、ベトナム語で(××××・・)と出ますが、“もしもし”と日本語で話しかければ、流暢な日本語で対応してくれます。

 

幾つかのコースがありますが、私のお勧めは70分コースです。 以前は250000vnd(約1250円)だったのですが、最近300000vnd(約1500円)に値上がりしました。

 

フロントでマッサージに来た旨を話し、前金で支払いを済ませます。 フロント右側エレベーター横の狭い階段から上の階に移動すると、事前に内線で連絡が入っており、担当の女性が待っています。

 

さあ、もう、まな板の上の鯉です。全てを彼女に任せましょう!

 

薄暗い部屋に通されるので、ドキドキしますが、大丈夫!この店は清く正しいマッサージです。部屋によって、異なりますが、大きめのリクライニングの大きなソファが幾つか置かれて、カーテンで間仕切られています。 YouTubeで“眠れる音楽”で検索するとヒットする様な、何とも怪しげなBGMがエンドレスで流れています。

 

女性からピカピカ光る金色のでっかいパンツを渡されるので、着替えます。着替えの間、女性は一旦退室!

※パンツ一丁状態

ソファに寝転びこれから何が始まるのか?ソワソワしていると、大きなバケツ、たらいをゴロゴロを引きずり、女性が戻ってきます。 仰向けに寝た状態で、女性に言われるまま、バケツに足を入れます。

“アチッ!”

バケツには結構、温度の高いお湯が入っています。 今日は多少温めですが、時々、“オーッ”と熱湯風呂か?というくらい熱い時があります。

 

ただ、日本男児として、この程度でギャーギャー言ってはいけません。心の中だけで、“アチアチ”言いながら我慢をしましょう!

 

70分コースは基本的に頭のテッペンから足の先まで、全身コースです。

 

女性が頭の上(美容室のシャンプー状態)に移動して、至福の70分がスタートです。

 

美容室の場合は目の上にガーゼの様な物を乗せられるので、目を閉じて静かにしているしかないのですが、ここは何も乗せないので、自由に目を開けられます。 ここのマッサージは数え切れないくらい来ているのですが、実は一度も目を開いた事がありません。

“かっ!”と目を開いた時に、目の前に女性の顔がドーンとあったら、恥ずかしいです。

かと言って、薄目を開け、そーっと見るのもイヤラシイ。。。

ただ、何故か?今日はどうしても、目を開けたくなってしまいました。

心の中で“イチ、ニ、サン”と勢いをつけ、一気にパッ!

 

あれっ?いない!顔がない!

 

完全にフラットに寝ているわけではなく、リクライニング状態なので、身体はある程度起きています。なので、頭方向に立っている女性の顔は見えないんですね。今まで、ドキドキしながら遠慮していたのが、バカみたいです。

 

少々、残念な気持ちで目を閉じると、今度は、“シャッ!シャッ!”と言う不思議な音が聞こえます。

 

途端に、思いっきり冷たい、紙製のオシボリで顔を拭かれます。

 

さっきの“シャッ!シャッ!”と言う音は、半分凍って畳まれたオシボリを開く音でした。

 

このオシボリの冷たさと言ったら。。。足が浸かっているお湯の熱さや、マッサージの痛さは我慢出来るのですが、この冷たさは時々、“あー。ごめんなさい!許してください”と言いたくなるほどです。

 

顔や頭を押したり、伸ばしたり、叩いたり。。。

 

70分の大半は足のマッサージです。

 

熱いお湯で緊張がほぐれた足にオイルを塗り、丁寧にマッサージしてくれます。

足裏のグリグリから、ふくらはぎ~太ももはリンパの流れを促すような動きでとても気持ちが良いです。

 

カーテンで間仕切られた隣からイビキが聞こえる事がありますが、ここのマッサージは寝入ってしまっても、手を抜くこと無く、丁寧な良い仕事をしてくれます。

 

仰向けの次はうつ伏せ。

 

両方の膝で身体に乗っかり、お尻、背中をグリグリされるので、結構激しい。。

 

最後はソファに座り、首筋、肩をモミモミして、終了になります。

座った状態で上半身をグイッと捻られるのですが、あまりにも見事に腰がボキボキボキ!と鳴るので、マッサージの女性と何時も笑ってしまいます。

 

チップを払いますが、50000~100000vndが相場でしょうか。。

 

さて、マッサージ担当の女性は何人くらいいるのでしょうか?指名をしなければ、ローテーションで担当が決まりますが、上手い下手というより、相性の合う合わないがあります。

 

“この女性”と言う人がいたら、番号を覚えておきましょう。

 

次回予約する時は○○番さん○○時から空いていますか?でバッチリです。

ちなみに、私は○○番さん。秘密です。

 

時刻は午後2時過ぎ。。。そろそろ、田所商店も空いた頃でしょう。。。

美味しいラーメンでも食べて、日曜日の午後をゴロゴロと過ごしましょうかね。。