財布の中には20000vnd!リッチなベトナムライフ

ベトナムについてあまり知識がない方には、ピンとこない、この20000vnd

ベトナムドンはベトナムの貨幣単位です。

いきなり、20000なんて数字が付くと、4人くらいでそこそこ美味しいものが食べられそうなのですが、実は、約100円です。

 

日本から持ってきた、高そうなブライドルレザーの財布の中には、20000vnd札が一枚のみ。。。 今時、小学生でもポケットをひっくり返せば、数百円出てきますね。

 

ATMに行って引き出せばって? 残高があれば、言われなくたって行ってます!

 

53歳の私の全財産ですが、目下のところ100円です! 自慢できることではありませんが、全然焦っていません。

今、カフェでコーヒーをオーダーしたので、いよいよ、この有様になってしまったのですが、仮に財布の中に、10万円入っていたとしても、200円のIce Americanoからちょっと贅沢な350円のPourOverに変わる位。。。 お金があっても無くても実際にはナーンにも変わらない。 お金がナイナイ。。。って暗い気持ちになったら、せっかくのコーヒーが台無しです。

 

そんなに貧乏で老後の蓄えは?って声が、日本から聞こえてきそうですね。

 

はい。全然考えていません。

 

不真面目なオヤジだ!と叱られてしまいそうですが、私は2年半高齢者施設で働いたことがあり、日本人の老後の人生がどんなものかを見てきました。

酸素マスクを付け、胃に直接栄養分を送り込み辛うじて生き続けている老人の世話をしました。

今から25年も経ち、自分も同じような歳になった時には、どんな事をしてでも、生きたい!って思うかも知れません。ただ、それは実際にその時になってみなければ分かりませんね。

 

53歳の今は、五体満足でいられるだけで十分に幸せだと思っています。 ヘルメットを被る頭だって首にくっ付いているし、ナイフやフォークを持てる手は2本。 ビーチサンダルをつっかける足だって2本あるのです!(少し短いけどね)

 

親より先にあの世に行ってしまうのは、絶対にダメだと思いますが、万が一、ベトナムでポックリ逝ってしまったら、人気の無い野原で芋か何かと一緒に焼いて貰って、遺灰はサイゴン川に流して貰いたい。

 

日本にいる時も今と変わらぬ貧乏でしたが、10年、20年後はどうしようって、悩んでもどうしようもない事を、毎日キチンと真面目に悩んでいました。

 

ベトナムに来てから変わりましたね。 私よりはるかに貧乏そうな人?が、元気一杯楽しそうに生きているし、両足がない状態で、腕だけで身体を引きづり粗末な物を売り歩いている人だっています。

 

エアコンの効いたカフェで、コーヒーを飲みながら呑気に、ブログを書いている私は、何て幸せなんでしょう!

貧乏でヤバいヤバい!!失業しちゃった!とオロオロしているアナタ! ホーチミンに来てくれれば、この呑気な性格を分けて差し上げましょう!

その代わりにコーヒー1杯ご馳走してね!