ボランティアでホーチミン3区のThích Quảng Đức霊廟の清掃に行った日曜日

土曜日の夜、近くに住む友達の原田さんに、“明日の朝、何処かに朝食を食べにいきませんか?”と誘いました。 “明日の朝は、ボランティアに行くが、一緒にどう?”との事。 日常生活の中で、ちょっとした人助けはしますが、ボランティアは人生初体験です。

“Thích Quảng Đức さんの霊廟掃除”だそうです。

基本的に勉強全般苦手なのですが、歴史は特に弱いのです。

どこか、霊園の掃除かな?程度のつもりで行ってみました。 アパートからバイクで約20分程度の距離です。

Đài tưởng niệm Bồ tát Thích Quảng Đức

アパートに戻り、調べてみたのですが、ティック・クアン・ドク氏は僧侶です。 1950〜60年台、熱心なカトリック教徒の独裁者ゴ・ディン・ジェムが、カトリック信者を優遇する一方、独裁者として仏教寺院などの反対勢力を厳しく弾圧します。

その政策に強く抗議をしたのが、僧侶ティック・クアン・ドク氏です。 彼は、仏教の自由と平等を求めるため、サイゴンアメリカ大使館前でガソリンをかぶり、焼身自殺を行います。

この衝撃的な写真は歴史音痴の私でも見たことがあります。

その後、焼身自殺も引き金の一つになり、1963年11月の軍事クーデターにより独裁政権は崩壊します。 そして、“ココ”が焼身自殺の現場との事です。

この凄まじい歴史は、行く前に知っておくべきでしたね。

この大きな銅像と記念碑の道路を挟んだ向かいに、小さな塔があるのですが、掃き掃除、花の手入れをします。

スキンヘッドなので、袈裟を着てくれば、面白かったかな?などとふざけた事を考えていたのですが、この歴史を考えると、何とも神妙な気持ちになりますね。

 

清掃は20分程度で終了です。 原田さんの知り合いと、近所に住んでいるのでしょうか?ベトナム人のおじいちゃんも、掃除に参加していました。

清掃後の恒例の様で、近くの店にフォーを食べて行くことにしました。

Phở Hà Nội

 

旨い!

別に特別って訳では無いのですが。。。

せっかく、ベトナムに住んでいるので、こう言った、歴史的に意味のある場所を訪れる事も必要かもしれません。