自分に向いている仕事や天職は自分でなく、世間が決めてくれるのかもしれない

・趣味を仕事にしてはいけない

・どんな仕事が向いているのか?分からない

最低限の社会生活を送るには、普通は何らかの仕事をしなくてはいけません。

 

ただ、私自身がそうであった様に、今の仕事に納得出来ている人はどれくらい、いるのでしょうか?

毎日、嫌で嫌で堪らないが生活の為に我慢して仕事をしている人が多いのではないでしょうか?

 

私は恐らく15回以上の転職を繰り返してきました。 飽きっぽい性格で、一通りの業務を覚えると、次の仕事がやりたくなってしまいます。

 

一つのことをコツコツ続ける事が美徳の日本では、恥ずかしい行為なのでしょうね。

 

でも、53歳になった今振り返ると、「別にい〜じゃん」と思うのです。

 

突然、「今日辞めます」と言うのはダメですよ。 でも、「あ〜この仕事をこのまま続けても幸せになれないな〜」と感じたらログアウトしても良いと思うのです。

 

俗に言う「反社会的勢力」でも働いたことがありますが、それなりに得るものはありました。 怖くて痛い思いもしましたが、これだって自分にとって貯金の様な物です。

 

ベトナムに来てからも、仕事を一つ辞めてしまいました。

 

「自分で楽しいと思える仕事」に出会うまで、転職を一生繰り返すのかな?と思っていました。

でも、ここ数日で、そもそも「自分で楽しいと思う」と言う事が間違いだと気が付きました。

 

「自分で楽しいと思う仕事」ではなく、「世間から必要とされる仕事」「人から喜んで貰える仕事」が正解だったのです。

 

これに気がついて、心の中に「ストン」と落ちてきました。

 

自分で決めたことでなく、人から求められた仕事が「天職」なのだと思います。

 

ホーチミンに住んでいる現在、感じる私の天職

その1:ベトナム人に日本語を教える

これはBCKさんに紹介して貰った、今のアルバイトを通じて気が付きました。 別に日本語を教えるだけではありません。どうやら、人の面倒を見たり、何かを教える事に向いている様なのです。 53年も掛かってしまいましたが、死ぬまでに気がつくことが出来たのは、ラッキーです。

年明けの2月半ばから、ハノイベトナム人実習生送り出し機関」で働く予定なので、これは私のキャラクターにぴったり合った職業と言えるでしょう。

 

 

その2:接客業

ベトナム人の親友がホーチミンで「飲食店」を始める予定です。 タイミング悪く、私がハノイに行ってしまうので、ベタで手伝う事は出来ないのですが、出来る範囲でサポートするつもりです。

私はこんなヤクザな見てくれなのですが、南麻布にある、歴代の総理大臣や皇族御用達の京料理店でマネージャーをしていた事があります。

Websiteの制作から予約の管理、接客、会計まで全ての仕事をしていました。 接客に関しては、自信を持って120%の対応をします。

厨房のミスで、お客様の苦手な料理を出してしまった時は土下座をしてお詫びした事もあります。

そのお陰か?Webの口コミに「この店の接客は秀逸である」と書かれた事もあるし、料理の鉄人にも出た事のある、料理長から「諸川さんの事を悪く言う客がいたら、もう店に来ていただかなくて結構」と言って貰った事もあるのです。

通常、こう言った高級料理店では美人の女将の接客が当たり前なのですが、私は50過ぎのスキンヘッドです。 食事を来て頂いたお客様に対して、失礼の無いように!だけ考えて接客をしていました。

 

この2つの仕事に共通していることは、「思いやりを持って人に接する」と言う事です。

自分で望んだ仕事で無く、人から求められたこれらの仕事が本当の転職だと思うのです。