初対面の方に北朝鮮レストランで冷麺をご馳走になる!

全く知らない人から連絡を貰い、ご飯をご馳走して貰った事はあるでしょうか? そういう方はあまりいないのでは?と思います。

少なくとも、仕事を通じて知り合ったり、誰かから紹介して貰ったり。。。

昨晩は、全く面識の無い方から、ハノイにある北朝鮮レストラン(平壤レストラン)で冷麺をご馳走になってしまいました。

 

「全く面識が無い」と書くと、少々失礼ですね。

 

でも、昨日、初めてお会いしたので「初対面」なのです。

 

時々なのですが、「笑顔のホーチミン」にコメントを頂く事があります。 昨晩、お会いした「ちょんさん」と言う方もブログを通じて知り合いました。 数回のメッセージのやり取りがあり、「ハノイに来る用事」があると言うことで、食事に誘って頂いたのです。

 

夕方、指示を貰ったホテルにバイクで向かいます。

アパートから学校、時々ラーメン屋。。。程度しか移動しないので、この辺りも初めて来るエリアです。 韓国人が多いのでしょうかね?ハングル文字が目立ちます。 ホテルも韓国系でした。

 

コテコテの日本人なので、約束の時間より20分以上早く到着してしまいます。 付近をバイクでウロウロとしてみます。

ハングル文字は勿論ベトナム語もちんぷんかんぷんなので、何を売っている見せなのか?何が食べられるレストランなのか?全くわかりませんが、刺激があって楽しいのです。

約束の10分前にホテルの前でバイクにまたがっていると、中から長身の男性が出てきて声をかけてくれます。

 

「デッカイ」

 

それに

 

「若い」

 

これまでにも、ブログを通じて、色々な方とお会いしましたが、比較的同年代の方が多かったのです。 ちょんさんは37歳で190センチ近くあります。

簡単に自己紹介をして、夕飯を食べに行くことにします。

「和食」を誘って頂いたのですが、日本から来た方に「和食」は申し訳ないのです。 聞くと、ホテルの近くに北朝鮮のレストランがあるとの事です。 これは珍しいです。ちょんさんは数回行ったことがあるらしいので、行ってみましょう!

 

ホーチミンにもあったのは知っていましたが、閉店してしまいました。 レストランへ向かいながら話をしましたが、ちょんさんは在日韓国人との事です。 韓国系の友だちは初めてです。

Pyongyang Restaurant

 

まだ、午後5時なので、営業しているだろうか? 私だけでしょうか? 「北朝鮮」「平壤」と言うと、ベールに包まれており、少々恐いのです。 日本ではそういった報道しかされていませんからね。

 

少々怪しげな雰囲気。

 

ちょんさんがスタッフに「営業しているか?」聞いてくれます。 おっ!韓国語ペラペラ!

 

2階に案内してもらいます。 広い店内にステージ、ドラムセットもあります。 せっかくなので、「写真を。。。」と思ったのですが、撮影禁止だそうです。 店内にも動画、撮影禁止のイラストが貼られています。 絶対にダメ!と言う訳ではなさそうなのですが、ちょっと恐いので、店内の撮影は止めておきましょうね。

 

テーブルの上なら撮っても許して貰えるでしょう。

分厚いメニューに見慣れない料理がたくさん並んでいます。 オーダーはちょんさんにお任せです。

 

▼本場の豚キムチ

何が本場?か分かりませんが、辛さの中に旨味が凝縮されていて、とても美味しかったです。

 

▼水キムチ

 

▼冷麺です。

 

これは日本の冷麺と全然違いますね。 ネットで調べたところ、冷麺のルーツは北朝鮮で、この冷麺は「ムルレンミョン」と言うそうです。 麺はコシがあり黒いです。「素材はどんぐり」とちょんさんに教えて貰いました。

この麺に緑色のピタッとした衣装をつけた北朝鮮のお姉さんが冷たいだし汁をかけてくれるのです。 ブログ的には、お姉さんと一緒に写真でも撮りたいのですが、これは完全にアウトでしょう。

 

ちょんさんなのですが、祖父の時代から日本で暮らしているので、「まんま日本人」です。 IT系が本業なのですが、現在は退社して、自分で「AI」をメインに仕事をしています。 奥様も在日韓国系だそうです。

 

これまでお会いした方もそうなのですが、皆さん上場企業のお偉いさんだったり、社長さんだったり、只々恐縮するばかりなのです。

 

2時間近く北朝鮮の事情など、面白い話を聞かせて貰いました。 笑顔のホーチミンは、隠すことなく何でも書いてあり、小説の様だ。と言って貰いました。 こんなに嬉しい事はありませんね。 いつの間にか、店にはお客さんがいっぱい!ハングル語が飛び交います。

 

ブログで稼ごうと思うと、事細かくレストランのレビューを書いたり、カードの会員登録をさせたりしますが、私は全く興味がありません。 面倒くさいだけです。 ブログでお金を稼ぐのではなく、今回様な「出会い」がブログを書き続ける意義だと思います。

 

▼店を出る頃には暗くなってしまいました。

 

▼こんな感じのステージなのですね。

 

ちょんさんご馳走さまでした。 自分独りでは絶対に入れないレストランなので、貴重な経験になりました。

12月にガーさん帰国後、また、お会いする機会があれば今度はご馳走させていただきます。

明日からタイに移動すると仰っていました。 お気をつけください!