文字通り嵐の数日間でした。4人で過ごした夢の様な週末。本日は最終日です。

日曜日の午後5時過ぎです。 ガーさんと2人の娘がクワンビンに向けてアパートを出発しました。 改めて一人になってみると、当たり前ですが静かなのです。

先程まで、私が流しているBill Evansの隣でガーさんは「ハア〜〜っ」とベトナム民謡の様な?ものを歌っていました。

微妙なコラボでしたが、それはそれで賑やかで楽しいのです。

今朝も私が一番最後まで寝ていました。 午前8時過ぎにガーさんに起こされると、家中の掃除は終わっており、二人の娘はスッキリとした顔をしています。

恥ずかしい。。。もう少し早く起きれば良かった。。。

私がトイレに入っている間に、ガーさんとティーちゃんがシーツ布団カバーを交換してくれました。

 

昨日と違い、朝食の用意はしていない様なので、何か食べに出かけましょうね。

 

私が毎週日曜日、麺をすすりに来るお店です。 どの店も同じなのですが、何時も一人なのに、4人で行くと??だれ?と言う顔をするのが面白いです。

これがベトナムでの正しい週末の朝食です。 ヌちゃんはネギ抜き 10人程度で満席になってしまう小さな店で肩を寄せ合い食べます。

 

今日の夕方、3人はクワンビンに帰ってしまいます。

買い物がしたい様だったので、BigCスーパーへ行きます。 メガスーパーで何度か来たことがあります。

 

年末と言っても、ベトナム旧正月がメインですから、人手はまあまあです。

靴が欲しいのかな?靴屋の前で度々立ち止まるお姉ちゃん

 

貰った風船が嬉しそうなヌちゃん6歳

 

正月に着る服を物色中の3人衆

 

長女のティーちゃんは「どうして、私の服を買わないのか?」気にしてくれた様です。 週に6日は仕事のワイシャツだし、日曜日に着るシャツなんて2枚もあれば充分です。 それに、来春にはUNIQLOハノイにも進出するらしいのです。

 

日本と違い、ベトナムは何処に行っても子供がたくさんいます。 賑やかで良いのですが、子供が何をしようが、全く注意しない親がとても多いです。 ※最近は日本でも一緒かな?

放任主義なのかもしれませんが、私は変な所が神経質なので、あまり好きではありません。 店内で追い掛けっ子をしてレジスペースにまで入る子供、ディスプレイを倒す子供。。。

 

ヌちゃんはとても活発ですが、他人への迷惑はわきまえています。 他の子供がぶつかり、落としたジーンズを拾い元の場所に戻していました。

 

ガーさん一家は世間で言う所の「母子家庭」ですが、ネガティブなイメージは全くありません。 子供が間違った事をすると、ガーさんは、私がチビる位大きな声で子どもたちを叱ります。

 

お姉ちゃんのティーちゃんも、お母さんが日本で働いている3年間、妹は勿論、左手が動かないお婆ちゃんの面倒まで見てきました。 ある意味、自立しています。

3年間離れ離れでも、子供はスクスクと良い子に育っています。 彼女達を見ていると、親は子供に対して何を教えるか?では無く、如何に自分の背中を見せて上げることが出来るか?だと思います。

 

ヌちゃんに「ムイ・モッ・タン・モッ」と読み方を教えて貰いました。

 

昼は施設内の「PIZZAHUT」です。 子どもたちが好きなので、昨日から食べようねと話していました。 ピザ2枚とボロネーゼをオーダーします。

期待はしていませんでしたが、麺は茹ですぎ、ソースはインスタントでしょうか。。。

ピザも昔、日本で食べた時、もう少し美味しかったイメージがあるのですが。。。 これで600,000VND(約3,000円)は割高です。

 

午後5時には迎えのタクシーが来ると言うので、アパートに戻ります。

 

子供二人と私はベッドで昼寝です。 爆睡のヌちゃん

 

3人寝ていても、ガーさんは買ってきた物の整理、帰り支度、明日から一人になる私の生活の準備など忙しく動き回っています。

日本からベトナムに戻る時に、ベトナム人の同僚が「掃除上手がいなくなると大変」と言っていたそうですが、とても良く分かります。 主婦の家事は給与に換算すると幾らになるか?と言いますが、ガーさんの場合はこの国の平均給与を上回ると思います。

 

少し早いのですが、夕飯を食べに出かけます。

昼のピザは完全にハズレだったので、近所のレストランです。

蠅を追い払いながら食べる、こういう料理が最高なのですよ。 ピザの100倍美味しいです。

 

アパートに帰る途中、抱っこさせて貰えるかな?と腰をかがめ、ヌちゃんに両手を出すと・・・応えてくれました。 もうすぐ、離れ離れになってしまうのが分かっているのでしょうかね?

抱っこしたのは良いのですが、25キロは重い。。。 数分で二の腕がパンパンになります。 心なしか?腰も痛い。。。

 

この子を育てたガーさんは偉大です。 そういえば、ガーさんの腕も立派です。 豪腕対決!の「ゲーリー・グッドリッジの様な腕をしています。 アパートまで、僅か200メートルなのですが、ヘロヘロになる私です。

 

お姫様抱っこなんて、全体に無理ですね。 ガーさんを抱っこしたら、腰が一生使い物にならなくなってしまいます。

 

・・・とブログを書いている、今、3人は既にバスに乗っています。

ヌちゃんは帰る時、ガーさんに「この人(私)も一緒に帰るのか?」聞いたそうです。 旧正月には、クワンビンに行く予定です。 又、会いましょうね。

 

私は明日から日常が戻ります。 先程まで、二人の娘でしたが、明日からは数百人の実習生が子どもたちなのです。

楽しいベトナム生活はまだまだ、これからです。