ガーさんの男前にぶっ飛び、人生初のバイク親子乗りをする。

20日の月曜日ですが、今年の業務が全て終了しました。 昨年の2月25日入社ですから、お世話になって役1年経ちました。

転職が異常に多い私として1年続くと結構長い職歴になります。

会長への挨拶も早々に帰宅します。

今晩はガーさんの田舎クワンビンに向けて出発しなくてはいけません。 ここ数日、ハノイでは肌寒い日が続いています。 この分で行くとバスの中は極寒に違いありません。 ボア付きのコートを着て完全武装です。

 

バス乗り場に着くと人で溢れかえっています。 日本で言うと帰省ラッシュですね。 まあ、皆さんの荷物の多い事。

ガーさんに聞くと故郷へ持ち帰り販売する『花』が多いそうです。 ガーさんもひと抱えの洋ランを持って帰るのですが、花ってまとまると本当に重いのですね。 到底、バスの下部にある収納スペースだけで入る訳がありません。 バスの屋根の上まで荷物で一杯です。

 

ヒュンダイのこのバスはデフォルトで荷物が乗せられる仕様になっているのだろうか? そんな荷物が、効率よく積み込める訳がなく、出発は当たり前のように1時間遅れたのでした。 バスも満員です。

座席が満員になった後、クッションが敷かれた細長い通路まで人が座っています。

 

ホーチミンからカンボジアに行く7時間のバスは行きも帰りも死んだ様に寝る事が出来るのですが、どうも、このリクライニングの椅子は苦手なのです。

マイルスデイビスから始まりナイトレンジャー、クイーン、キッス、ビル・チャーラップを聴きまくり、時々ウトウトした辺りでバスはクワンビンに到着します。

 

この手の夜行バスは街道沿いの希望の場所で降ろしてくれます。

 

大方の客が下りたあと、バスの中には我々二人を含めて数人が残っています。 ここで、ガーさんとドライバーが、突如言い合いを始めました。

状況から見て何となく原因は分かります。

我々が降りたいのは、次の信号を右に出る曲がった所なのですが、どうやらドライバーは此処で降りろと言っていますね。

 

結局、此処で降りることになったのですが、ガーさんが食い下がっている様子と言ったらそれはもう、物凄い迫力なのでした。

ベトナムの女性は本当に強いです。

UFCのマットで戦ったら、私はマウントポジションでやられまくりでしょう。

バスから降ろされ、自宅まで歩いても良いかな?と思っていましたが、少々距離がある様です。

 

年末の書き入れ時ですからね、バスから人が降りる所には白タクの運ちゃんが必ずいます。 私一人だったら、絶対に断りますが、今回はUFCチャンピオンが一緒なのです!

 

車を走らせること5分程度でしょうか?

白タク相手に幾ら払うのか興味があったのですが、60,000VNF(300円)だそうです。 ちなみに、普段は40,000VND)(約200円)ですが、年末割増料金だそうです。

このドライバーさんだって家族がいますからね。細やかながらご祝儀です。

 

実家に到着したのは、午前6時少し前です。 事前に電話をしていたのでしょう。

 

ヌちゃんが飛び出して先ずは、ガーさんとして私に抱きついてくれました。 何という幸せ。。。

 

田舎に帰る前から、実家にはホンダのスーパーカブがあると聞いていました。 日本人なのに、恥ずかしながら未だ、スーパーカブに乗った事がありません。 田舎道を50C.C.の単気筒でトコトコ走るのを楽しみにしていたのです。 『ガーさん、スーパーカブは何処? 』 『それ』

違う。違う。 そもそも、カワサキですから。ハノイでも50CCのカワサキスクーターはあまり見ませんね。¥

 

▼早朝のポーチで佇む

 

▼お母さんに正月用のネックレスを貰い喜ぶヌちゃん

 

ベトナムあるあるのリビング

 

▼庭の隅で湯を沸かすお父さん

 

お母さんも既に起きていて、朝のお粥にいれる鰻の下準備をしています。

 

バスの中では全く眠る事が出来なかったので仮眠と取りたいのですが、せっかくなので、美味しそうな鰻のお粥を頂きましょう。

 

ベトナムで食べる鰻は細い物が多いです。 しっかりとアジが付いていて美味しかったですね。 ドンブリ2杯も食べてしまいました。

 

▼ガーさんとヌちゃんは鰻が苦手との事なのでラーメンです。

 

▼デザートは裏庭で採れたバナナです。

小ぶりなバナナですが、とても美味い! これが本当の贅沢です。 到着早々に失礼ながら少しずつ寝かせて貰います。 今回は長期滞在ですからね。ペース配分を考えなくてはいけません。

 

4時間以上、爆睡してしまいました。 ・・・・何だか調子が今ひとつです。

 

アレルギーのスイッチが入ってしまった様な。。。 時々、飛行機やバスに乗ると具合が悪くなるのですが、これは何が原因なのでしょうかね?

 

昼食はガーさんがBUNを作ってくれます。 筍やイカや練り物が入っており、とても美味しいのです。

 

昼ごはんの後は、みんなで昼寝です。 これはベトナムの基本です。

すっかり仲良くなったヌちゃんが隣で寝てくれるのです。 寝顔を見ながら寝るこの幸せ。

 

ガーさんに起こされたのは、午後6時です。 アレルギーがスイッチオンになったので、眠いのです。

 

あまり良い状態でないので、後で薬局に連れて行ってもらいましょう。 塗りなれている薬を使えばとりあえず安心です。

 

さて、夕食後、ティーちゃんが一緒に行ってくれます。 そこへ、ヌちゃんも飛び入りです。

 

ベトナムに来て初体験! バイクの3人親子乗りです。 LEADのステップ部分にヌちゃんが立って、私が運転、ティーちゃんが後部シートに座ります。 実はこれを猛烈にやってみたかったのです。

 

勿論、万が一の事が許されませんからね。 ハノイ夜露死苦の私としては、あり得ない位の安全運転です。 それにしてもハノイと違い、バイクも車も少ないです。 これなら、通勤時のストレスも少ないのでしょうね。

 

4人で食後の散歩に出かけます。 家の裏手に川が流れているのです。

 

▼川に浮かぶ船がカフェになっています。

ハノイと違って、空気が美味しい! 曇っているので星は見えませんが、散歩が楽しいですね。

 

最近、ハノイでも、夜散歩に出かける事がありますが、排気ガス、クラクションなど最悪です。

なんてことはありませんが、約1年ぶりのクワンビンで過ごす一日なのでした。

 

今は、一人Miles Davisを聞きながら、ポーチに座りブログを書いているのですが、明日は、バインチュンを作るそうです。

写真を撮らせて貰いましょうね。

では、おやすみなさい。