寝たきり老人がいきなりフルマラソンを走った様なもんです。。。

何ヶ月ぶりでしょうか。。。久しぶりに空手のクラスがありました。 空手着は前回のクラスが終わったあと、洗濯をしてクローゼットの奥にしまいっぱなしでした。

何処にあるのか?分からないので、昨晩ガーさんに電話を掛けてきいたのです。

いきなり空手クラスと言われても、出勤日以外の週4日は殆どベッドに寝転がっていますからね。

 

ベッドで本を読み、音楽を聞き、映画を見る・・・その間ずーっとゴロゴロしています。

 

これではイカン!と言うことで最近、バイクを漕いでいるのですが、20分もすると飽きてしまいます。

 

・・・そんな超運動不足の状態で迎えた空手クラスなのです。

 

前回教えていた実習生とメンバーが全て入れ替わり「空手ってなに?」と言う生徒たちです。

 

正しい正座〜礼を教えます。 空手は直ぐに忘れて貰って構わないのですが、正しい礼だけは覚えて日本に行って貰いたいですね。

実習生が日本人の家に招かれ、畳の部屋に案内された時に、正しい正座をしてきちんと挨拶が出来たらきっと驚かれます。

 

突きにしても蹴りにしても実習生にとっては未知の世界です。 空手の基本動作はとても難しいのです。

でも、私が手本(日本で諸先生方が見ているので、書くのが恥ずかしい・・・)を見せると、いきなり正しい動きが出来る実習生がいます。 こういう実習生は日本語の成績も良いのです。

 

目で見たものを頭で処理して、四肢に司令を出し突き、蹴りをします。

 

日本語も私の発音を耳で聞き、頭で処理して声帯や舌などを動かします。 直ぐに出来る実習生と何度チャレンジしても、全く出来ない実習生がいます。

 

私がベトナム語を諦めたのも「これ」が理由です。 耳が正しく聞き取れないです。聞き取れないと少ししか無い脳みそで処理する事が出来ません。 処理が出来ないと正しく発音する事ができません。

ギターソロでも耳コピーをして弾くことが出来るのですが、ベトナム語はYngwie級です。

 

最初は間違っても、一度教えればその以降、常に正しい動作が出来る生徒、何回教えても覚えられない生徒。。。

「右手出して」と言っているのに、『左手を出す」生徒も何人かいます。

私の日本語が理解出来ないのかもしれませんが、周りの生徒を見て「自分だけ逆」と言う事が分からないのですね。 ある意味「KY」といえるでしょう。

 

スポーツ中継やCMを通じて、テニスのサーブやゴルフのスイングは幾度となく目にしています。 テニスやゴルフの経験が全く無くても、なんとなく覚えているサーブやスイングをある程度正しいフォームで出来る人は頭と身体が正しくシンクロ出来ていますね。

 

実習生は日本語が上手で無くても、礼儀正しくて空気が読めれば、充分日本で生活していけます。

 

人のことを言っている場合ではありません。 いきなり、全力で突き、蹴りをすると筋肉を痛める可能性があるので、クラスが始まる前に、そーっと、突いて蹴ってみます。 大丈夫そうです。

 

当初1クラス(1時間)だけの予定だったのですが、人数が予想以上に多く、2クラスに分けました。

 

かる〜く流せば良いのですが、力いっぱい突き蹴りをして実習生に見せる必要があります。 大きな声を出すのだって久しぶりです。 どうやら、声帯も老化の一途を辿っているようです。

 

身体がキツイといえばキツイのですが、空手は絶対身体に良いですね。

密かに、毎日稽古があればな〜と思うワタシなのです。

 

さて、しっかりと身体を動かしたので、良質なタンパク質を摂取しましょうね。 久しぶりに「アヒル」を食べに行きました。