Vinhさんの誕生日を祝う in HCM

昼間のIT系の仕事が終わると週に3回、ヘムの中の日本料理店を手伝っています。 ウチのボスが経営する店です。 ただ、材料の一部の日本からの到着待ちで、月曜日から只今臨時休業状態です。 ※20日頃から再開予定。。。

大抵の方々は、仕事が終わり、午後6〜7時頃には“あ〜っ!終わった〜”となると思うのですが、私の場合そのひと時が訪れるのが午後11時過ぎ。。。 この時間になりやっと“あ〜っ!終わった〜”となるのですが、時、既に遅し。。 “あ〜っ!寝ないと〜” に修正をしないと身体が持ちません。

 

ただ、今週は、夜のお仕事がないので、ワタクシ興奮しております!

昼間の仕事が終わると同時に自由の身になるのです。

 

さて、今日の夕飯は何を食べようか。。。 非常にへそ曲がりなので、足を運んだお店が混んでいたりすると、途端に不機嫌になり、一気に下りモードに突入する。

 

実は食べたい物が決定して、先程行ってみたのですが、目の前で面倒くさそうな野郎(失礼)が先に店に入ったので、そのまま通過しました。

 

さて、レパートリーの少ない私はこんな時に困ります。 幾らなんでも、ラーメンばかり食べていられません。 かと、言っても頭の中は70%ほど“麺モード”です。 “ベトナムの安っぽい汁なしの麺が食べたいな〜”

“そうだ!”

“Vinhさんと一緒に麺を食べに行こう!”

Vinhさんはレタントン通りのコンビニの前を定位置として、個人のバイクタクシーをやっています。 一度、利用して以来仲良くなり、coffeeや食事に行った事もある、ベトナムでは貴重な友人なのです。

 

最近は、GrabやUBERにお客をとられ、商売も厳しい様です。

何時も、二人で顔を合わせては“カネがない。カネがない”と片言の英語で笑っています。

 

このVinhさんが、何故か、“Tamaさん”“Tamaさん”と言って、良く彼女を紹介してくれます。

マッサージ店に誘導して、バックを貰う訳でもなく、彼女と共謀してお金を巻き上げる訳でもなく、ただ、“Tamaさん”“Tamaさん”と言っては紹介してくれるのです。

実際に何人か、デートをした事もあります。

さて、Vinhさんですが、例のコンビニの前にバイクを停め、シートに座りながらスマホでゲームをしています。 そーっと、近づき、

“Vinhさん!”

と驚かします。 Vinhさんは何時も嬉しそうに、握手を求めてきます。

 

私:Vinhさん夕飯食べた?

 

Vinhさん:まだ。。。

 

私:それじゃ、汁なしの麺料理食べに行こう!

 

・・・暫く考えた後、良い店を思い出したらしく、電話を掛けています。。。残念ながら、既に閉店だそうです。。。

 

さて、それでは、何処に行こうか。。。

それでも、何処か心当たりがあるらしく、Vinhさんのバイクに乗り移動です。 運転しながら色々と話しかけてきてくれるのですが、お互い、英語が得意ではないので、50%位しか理解出来ません。 でも、昨日誕生だったと言う事だけは聞き取れました。 ※56歳になったとの事です。

途中までは、知っている道を走っていたのですが、右折すると途端に、目の前が一気にベトナム一色になります。

圧倒的な人。人。人。

圧倒的なバイク。バイク。バイク。

ローカルなカフェから屋台、物売りまでごちゃまぜです。 絶対に日本人なんて居ない、こういう所大好き!

 

連れて行って貰った店なのですが、ベトナムではそこそこ、店舗数のあるベトナム料理屋です。

心TAM KY記

何て読むのか?全然分からない。。。

以前、一度だけ、他の場所の店に行ったことがあります。 店は広く、席数も結構多いです。

さて、安上がりではありますが、Vinhサン!誕生日おめでとう!と言う事で料理を注文します。

ありました。ありました。まずはお目当ての汁なしの麺です。 ベトナムではポピュラーなシーフードが沢山乗った、黄色い麺の料理です。 それに、のりのスープ。 Vinhさんは骨付きの鶏肉がのったチキンライス? ビールも勧めたのですが、まだ、仕事中と言うことなので二人、お茶で乾杯です。

まずは、のりのスープですが、これは味付けが濃く、美味しい!

私の麺が運ばれてきたのですが、“麺が揚がってる。。。”私、麺のくせにずるずると食べられないカリカリの固い麺が嫌いなのです。。。失敗した。。。

メニューをよく見れば、“Crispy Noodle”って書いてあるじゃないの! ガッツいていたので、見落としてしまいました。。。 Vinhさんのチキンライス?も美味しそうです。スプーンとフォークで器用に骨から肉を取り、食べています。

数十年ぶり?にカリカリの麺を食べたのですが、これはこれで美味しいかもしれない。

料理を食べながら、Vinhさんのビジネスの事、紹介してくれた女性たちの事を話しました。

さて! 二人で食べて、幾らだと思いますか? 何と110,000vnd(約550円)です!お茶なんて、1杯20円! 今の日本、20円で何が買えるか! 安くて美味しいベトナム料理バンザイ!です。

帰りもVinhさんのバイクでレタントン通りまで戻ります。 Vinhさんは遠慮しますが、バイクの料金を受け取ってもらいます。 60,000vnd(約300)円 ご馳走になった上にバイクの料金まで貰って悪いな〜と言っていました。 ※多分。。。