洗濯物を干すのにも国民性が出ます。ワールドカップ会場でのゴミ拾いと一緒ですね。

午前11時30分から自分の部屋で用事があるのです。。。

 

ヨレヨレになってしまった、シーツを洗濯して、ホーチミンの太陽の下、バリバリに乾かしたいのです!!

 

洗濯に掛かる時間を考え余裕を持って、屋上の洗濯スペースに上がってみると、洗濯機の中に洗い終わった衣類が入っています。 アパート住人に対して、洗濯機は1つなので、共同利用です。

 

誰か、引取に来ていない人がいる様です。

 

時間にはまだ、余裕があるので、一旦、部屋に戻り出直す事にしました。

さて、そろそろ、洗濯〜干さないと思い、再度、行ってみると。。。 まだ、入ってるよ〜

 

まあ、仕方ないか。。。と思い、部屋に戻ったのですが、一度、ひっぺがしたシーツを元に戻したくありません。 大きなビニール袋を持って、屋上に上がり、引き取り忘れている衣類を袋に一旦入れて、自分の洗濯をします。

 

時間はとても気になるタチなので、洗濯終了の5分前には、屋上に行って、脱水している間、屋上からのホーチミンを眺めます。

 

アパートの住民の洗濯物です。

キレイに干そうとか、重ならない様に干した方が早く乾くとか、風で飛ばない様に洗濯バサミで止めようとか、全く頭に無い様なのです。 何週間も干しっぱなし?という気の毒な服もあります。

 

風で飛んで落ちてしまっている洗濯物を拾って、ハンガーに掛けてあげます。

 

私の場合(日本人なら当たり前だと思うのですが)飛んでしまう可能性のあるものは洗濯バサミを使い、シーツはハンガーを2本使い、なるべく早く乾くように広げて干します。

 

この干し方なのですが、私のアパートだけの話では無いと思うのです。 恐らくは、ベトナム人の多くが、“気を使う”とか、“工夫する”とか、“人に迷惑を掛けない”とかに関してこの程度の意識なんだと思います。 そして、この洗濯物の干し方ですが、仕事やその他全てに関しても共通している事だと思うのです。

 

コレはベトナム全土で考えると大変な問題!国家レベルでの損失です。

 

こう言った光景や体験をすると、日本人って凄いな〜って感じるのと、ベトナム人頑張れって!思ってしまいます。 でも、コレって良くも悪くも国民性なんですよね。

 

み~んな洗濯物をきちっと干すようになったら、ベトナムらしさが無くなってしまうかもしれません。

 

さて、洗濯物を取り込もうと午後4時に屋上に上がってみましたが、まだ、洗濯物が入ったままでした。

駄目だこりゃ。。。