一生懸命、全力で暇をつぶす！クリエイティブ精神が人生を豊かにする

実は、私アルバイトをしています。先月でIT系の会社を退社したので、収入が無いのです。。。

頭は仙人の様ですが、霞を食って生きては行けないので、細々と働いています。

インターネットを利用して、商品の価格を調べる仕事です。 JAZZを聞きながら、珈琲を飲みながら部屋で作業が出来るので、気楽な仕事です。でも、驚愕の時給はなんと、３００円！それも、週に３回、１回は２時間半しか仕事がありません。

ただ、時々、美味しいラーメンを食べる為に、働かなくては行けないのです。。。

今日は、その仕事がある日です。午前１１時３０分から午後２時までです。週末、気持ちの良いベッドでゴロゴロ出来るように、シーツその他を洗濯して、美味しい珈琲を淹れスタンバイOKです。

さて、予定表を確認してみると。。。あれっ？シフト表に私の名前が無い。。。私が間違ったのか？予定が変更になったのか？何れにせよ、ポンッ！と時間が空いてしまいました。

本を読むか？映画を見るか。。。

でも、折角、仕事モードになっていたので、クラウド上に転がっているデザイン案件などを眺めてみます。パンフレット、カタログの作成、サイトデザインなど多数あるのですが、ちょっと、やってみようか？と言う作業量ではありません。長時間拘束されたり、今のままのデザインの方が良いのにな〜などと思いながら、修正指示に従うのは嫌なのです。。。

ありました！

新規で雑貨屋を起業するので、名刺を大至急作成すると言う案件です。

出来るだけ多くの情報が欲しいのですが、依頼概要に書かれているのは、屋号はfazaである（funiture、architect、zakka、art）の頭文字を取ったと言うだけです。

アンティーク雑貨なのか？東洋か？西洋か？それによって、フォントやテーマカラーを考えたいのですが、材料が無いので、“パッ！”と頭に思いついたままを表現するしかありません。

音楽でも絵画でも、空間プロデュースでも、本物のクリエイターの方々を本当に尊敬しています。今回は名刺と言うことなので、二次元のデザイン、一般的なサイズの91mm×51mmと言う条件は、ほぼ確定しています。

ただ、音楽や、アート全般では、全く“ゼロ”の状態から、作品を作る場合が多いですね。

罫線が書かれた紙は、“罫線”の存在が、“制限”となります。真っ白な紙は、何の制限もありません。大きさがA4の場合はサイズの制限がありますが、巨大な紙であれば、縛られるものは何もなくなります。

巨大な真っ白な紙を“ハイ！お好きなようにお使いください”と渡されたら困りますね。ペンで何かを書くか？折るか？切るか？水に濡らしても、くしゃくしゃに丸めても良いのです。

ホーチミンにも驚くほどセンスの良い雑貨屋が多いのですが、並んでいる作品を見ると、ただただ、感動してしまいます。どんな人がどこから発想を得て、作ったのだろうか？

fazaの名刺ですが、パッと思いつくまま作ってみました。思いついたままなので、ここから、もう少し考えてみてとか、色を替えて見たら？と言われても修正出来ないのです。。。１５分程度で作りますが、これが初案であり、最終案なのです。

コンペの案件は物凄い数のデザイン応募があります。当選したデザインを見ると、それはプロの素晴らしいデザインです。

折角つくったので、一応、応募しますが、修正は出来ませんよ〜と書くつもりです。どうして、住所を勝手に新潟県佐渡山にしたのか？気になる方もいるかもしれませんが、“何となく”です。

デザインに限らず、私の生き方は、ぜ～んぶ何となくかもしれません。。。

※その後、jpgとpngデータを添付して、コンペに参加しました。予算の上限は５，０００円なのですが、３００円にしました。（１円を入力したのですが、３００円以上との事）

ただ、備考欄には、ギャラは要りませんよ〜と書きました。

無職の私にとって、５，０００円と言うお金は大金です。ラーメンが何杯食べられるでしょう。でも、納品後に、お金は要らないよ！の流れになった方が面白いですね。５，０００円貰っても使ってしまったら、それでオシマイです。

依頼した社長さんの名前は公開されていませんが、名刺を人に渡すときに、ホーチミンに住んでいるスキンヘッドのオヤジに、タダで作って貰ったなんて。。。会話のきっかけになりますね。タダでデザインをプレゼントした、私も、“今も名刺を配っているのいかな〜”なんて、ずーっと楽しむことが出来ます。

雑貨屋“faza”頑張れ！！

ちなみに用紙はマットコートがお勧めです！