無性に、図書館と書店の“ハシゴ”をしたい私 in ホーチミン

書店は全然無いわけでは無いのです。Vincomの中や、グエン・フエにもありますね。

 

失礼しました。ホーチミンの本屋の話ですね。

 

グエン・フエの書店は紀伊国屋とも提携しており、日本の本も売っていますが、売り場も狭く、大した冊数がありません。 それに、高い! 以前、ベトナム語のテキストを購入しましたが、確か、日本で買う価格の1.3倍位したと思います。

日本では六本木に住んでいたので、先日、残念ながら閉店してしまった青山ブックセンターや、けやき通りには、スタバとTSUTSYAがくっついた店舗もありました。

そういえば、交差点の直ぐ側にも1件、マツキヨの並びに書店がありましたね。

 

青山ブックセンターは入って直ぐの場所に、アート関係の良い本が沢山置いてありました。見たことも無いような雑誌も多数ありました。

 

けやき坂のTSUTAYAは別格でしたね。 立地場所も最高ですが、確か午前4時頃まで営業していたと思います。

午前2時過ぎに、珈琲を飲みながらマックを開いている人を見て、“カッコイー”と思っていました。 今は、全然思いませんね。午前2時は寝る時間ですよ! 仕事は昼間に終わらせましょうね。。。

 

書店には、各店舗毎に特徴や雰囲気があります。

上記以外にも、秋葉原のヨドバシの8階にある有隣堂も好きでしたし、銀座では、日産ショールームの隣の建物、銀座コアの6階のブックファーストも良い書店でした。アート関連のエリアが最高です。

 

普段からそんなに本を読む方ではありません。 書店に行っても、本を購入するのは、時々です。 でも、雑誌や新刊を手に取りながら、ぶらぶらするの時間は幸せな一時ですね。

 

ベトナム人は本当に本を読みません。 日本でも若者の本離れが進み、一人あたりが読む本の冊数は・・などと言ったニュースを時々目にしましたが、ベトナムでも調査をして貰いたいものです。 恐らく、トンデモナイ数字が出てくると思います。 運動不足と共に、ベトナム国の将来を考えると、政府主導で取り組むべき課題だと思うのですが。。。

先日、北海道のいわた書店の記事を読みました。 テレビ、マスコミでも取り上げられている様なので、日本では有名な話なのでしょうか?

 

私が好きだった書店は首都圏の大型店舗です。 地方の書店は経費を削り、本の配達をしたり、経営が大変ですね。

 

キンドル版が出ていれば、“読みたい!”と思った瞬間に端末にダウンロード出来ます。 キンドル版が無いにしても、オーダーをすれば、翌日には手元に届きます。

 

本屋を経営されている方には、大変失礼ですが、時代の流れと共に淘汰されてしまう業種かと思っていました。

 

ただ、“いわた書店”は全く異なるアプローチで書店を営んでいます。 店主の“いわたさん”がお客様の為に10,000円分の本を選んであげるのですね。

10,000円選書

 

いわたさんに本を選んで貰う為に数ヶ月待ちとの事です。 かかる費用は書籍代と送料のみです。

いわたさんに本を選んで貰うにあたり、希望者はカルテを記入します。 いわたさんは、そのカルテを徹底的に読み込みます(結構、突っ込んだ質問もあり、自分の悩みを解決してくれる様な本を希望している人も多いです。)

いわたさん自身が、本を書いたり、悩みを解決してあげる訳ではありませんが、豊富な人生、読書経験を元に、自分が選んだ本を通じて、多くのお客様を勇気づけ、悩み相談に乗ってあげています。

 

書店と言う、これ以上は工夫しようも無いんじゃないの?と言う業種をアイデア一つでここまで営業スタイルを進化させた、いわた書店は凄いですね。

と言っても、日本では一通りのアイデアやビジネスモデルは出尽くしたのかな。。。と思っています。 でも、ここ、ベトナムホーチミンではまだまだ、なのですよ。。。 日本では、当たり前の事がとても新鮮に感じたり、人を驚かせたりします。

 

何か、新しい事を始めたいですね。 まあ、考えていない訳では無いのですが。。。