ホーチミンに移り住み、約２年が経ちました。

数年前まで、“海外を生活の拠点にする”なんて選択肢は全くありませんでした。

人間誰しも、見聞きしたり、情報を入手しないと、選択肢にする事すら出来ませんね。たった２年間ですが、ベトナムで学んだことや感じた事が皆さんの“選択肢”に入ると嬉しいです。

今朝は、午前４時３０分に目が覚めました。２ヶ月前にIT系の会社を退社して一人暮らしを始め、アラームをセットした事が殆どありません。アラーム無しでも、午前５時４５分頃にパッと目が覚めます。

会社勤めの頃はアラームの“スヌーズ”も使っていました。本来、スヌーズは、二度寝防止ですね。でも、iPhoneで例えると、アラームが鳴った時に、“ストップ”か“スヌーズ”のボタンを選択できるので、ウッカリ二度寝と言うより、“もう少し寝かせて〜”。。機能ですね。アラームが鳴り、もう朝？と思い、スヌーズで二度寝をします。再度、鳴った時には諦めて重い気分でベッドから出ます。

現在の生活ではスヌーズは勿論、アラームも不要です。午前４時３０分は、まだ夜明け前で、窓の外は真っ暗ですが、爽快な気分です。

テーブルの上をサッと拭き、バナナを食べながら、豆を挽き珈琲を淹れます。窓から涼しい風が入ってくる中、バナーのデザイン修正をします。画像の色調補正、テキストの修正を行い、納品してしまいます。

その他メールや、ブロガーさんの記事をチェックです。

午前６時３０頃から、近所のレストランが開き始めるので、バイクで３分の店に、半生の肉が乗った、フォーを食べに行きます。毎日、食べているのですが、澄んだスープ、新鮮な半生の肉がとても美味しいのです。フォーは３５，０００VND(約１７５円）です。

帰る途中、カフェでベトナムコーヒーを飲もうか？と思ったのですが、店の前にバイクが多数止まっているのでやめました。家についても、まだ、午前７時前です。

日本は異常なほど、暑い日が続いていますね。先日、最高４１．１度を記録した熊谷市は、私が家族と住んでいた家から、遠くないので、どれだけ暑いかよく分かります。現在時刻の午前７時と言うと、日本では寝ぼけた状態で朝ごはんを食べ、家を出る時間です。玄関を出た途端に、圧倒的な熱気に包まれます。朝から３０度を超えているのです。駅までの徒歩約１０分の間に、仕事する気がどこかに行ってしまいます。

駅の電光掲示板を見れば、“人身事故の為、運転休止中” 私が利用していた、高崎線は、日本の中でも運転休止の回数が一番多いのではないでしょうか？毎日がこの繰り返しです。あ〜生きていてもつまらないな〜と何度思ったことでしょうか？

ベトナム生活

ベトナム行きはホーチミンで起業した友人に誘って貰いました。その方には本当に世話になりました。思い切ってベトナムに来なければ何も始まらなかった訳ですから。

その後、仕事が上手くコントロールする事が出来ず、人間関係もうまく行かない様になり、友人のIT系の会社を退社しました。友人には大きな迷惑を掛けてしまったので、とても、申し訳なく思っています。

さて、ここからが本題です！

日本に戻るつもりは無いのです。かといって、人に使われ、朝から晩までPCに齧りつくのも嫌なのです。

異国の地でプータローになり、暫くは、残された人生何をしようか？と考えていました。ホーチミンを拠点として、海岸沿いを転々と北に向かい暮らし歩く。。。いやいや・・・ベトナムだけで無く、東南アジア各国も旅をしてみたいな。。。

ただ、ある本を読み、考えが間違っている事に気が付きます。自分ひとりで、美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、彼女を作っても本当の幸せではありません。他人を喜ばせる事により、自分にも本当の幸せがやって来ます。悟るのが少々遅かったですね。５３歳になってしまいました。

ベトナムに進出しようと頑張っている日本人、既にベトナムで頑張っている日本人の手伝いをする事に決めました。

大手企業さんは、私の出る幕ではないので、あくまで個人レベルです。彼らには、出来る限り無償で手伝ってあげたいと思っています。

となると、最低限の生活費を自分で稼がなくてはいけません。

ブログで生活費が賄えれば一番良いのですが、何年掛かるか？分かりません。

幾らあれば暮らせるか？

・食費

実際にホーチミンに来てみないと分からないのですが、食事に掛かる費用は日本と比較すると圧倒的に安くすみます。私が今朝食べた、美味しいフォーは１７５円でした。務めていた時に毎朝食べていたバインミーは５０円。食事に掛かるお金は大体こんなものだと思ってください。

毎晩、日本人街に繰り出し、美味しい物を食べれば別問題です。日本と同じ、もしくはそれ以上に高いです。

・住まい

私はホーチミン２区の比較的キレイなアパートに住んでいますが、中心地から離れれば離れるほど安くなります。

１区のレタントン通り沿いやヘムの中は最低でも３００USD〜、掃除や洗濯サービスが付いたサービスアパートメントは５００USD〜と考えておいた方が良いでしょう。回りは日本人ばっかり、徒歩圏内にありとあらゆる、日本料理の店があります。

ベトナム語は勿論、英語もダメ！と言う人はこのエリアに住んだ方が良いかもしれません。

ただ、そっち系のマッサージやBAR、カラオケだらけなので、生活するにはあまり良い環境とは言えません。私も、最終的に外出するのが、面倒臭くなってしまいました。

ホーチミンで金を稼ぐ方法

ホーチミンには日本人を対象とした人材派遣会社も多数あります。高齢だったり、体中に入れ墨が入っているなど、極端な方で無い限り、仕事は見つけられると思います。ただ、私の場合は、人様の手伝いをメインに生活を組み立てたいので、オフィスに出勤したり時間に拘束される仕事はしたくないのです。パートタイムで働く方法もあるのですが、給与も低くなります。

私のお勧めはCrowdworksやLancersと言ったサービスで稼ぐ方法です。詳しくは、リンク先をご覧頂きたいのですが、個人、法人と問わず、様々な案件がWeb上に公開されており、登録している作業者が自分の実績や見積もりを提示して仕事を落札します。サイトを見ていると、簡単な作業で月に３００，０００円稼げる！と言う案件が結構ありますが、ほとんどがネズミ講の勧誘なので、気をつけましょう。 ※一度、引っ掛ってみるのも面白いです。勉強になります。

これらのサービスにはありとあらゆる案件が転がっています。

・アンケートに回答する

・テープを聞いてテキストを起こす

・経理の補助

・PDFからExcelを起こす

・ロゴマークやチラシのデザインコンペ

・パンフレット作成

・ブログ用のテキスト製作

・アプリやシステム開発

単価は当然安いです。アンケートへの回答などは“１円”と言う案件もあります。デザインコンペであれば、数万円の案件もありますが、“美味しい案件”は数百の応募があるので、狭き門となります。

私の場合は、文字が書けたり、PCの操作が早かったり、Illustratorを使いデザインが出来たりするので、結構、応募できる案件があります。 ※いくつか、受注して納品出来ました！これらの仕事は“have to”でなく“want to”なので、超真剣モードなのです。

年寄りになってまで、こう言った仕事に振り回されるのは嫌ですが、数年の間であれば、レギュラーを１本確保して、ボーナスとして幾つかの案件を受注出来れば、生きていくことが出来ます。

例えば、月に５万円稼いだとします、日本であれば、学生のアルバイトレベルですね。ただ、ベトナムでは平均月給を超えます。 “日本の会社”と仕事をして、“日本からお金を貰っている”ので、ベトナムでは観光ビザで滞在する事が出来ます。

どうでしょう？

何となく、明るい海外生活が見えてきませんか？あなたが日本を脱出する事によって、一人分、気温が上昇する様な事があれば責任を感じてしまいますが、世の中はな〜んにも変わりません。

先日、読んだ本に書いてありました。

準備を整えてから行動するのでなく、まずは行動をする！それから考える！ 考えている間に、あっという間に年を取り、あっという間に墓に入る事になってしまいます。

あと、ベトナムに来たら、ベトナム人の友達を作りましょう。日本人とばかり付き合っていたら、意味がありません。

私はここ暫く、ブログで知り合ったらF氏とご近所のHさんしか日本人には会っていません。会う度に挨拶を交わすアパートのオーナー、レストランやカフェのご主人も全員ベトナム人です。

住んでいる場所に溶け込み、馴染む事が出来てはじめて楽しい生活が成立すると思います。私が無職なのを心配して、“食べるのに困ったら、毎晩でもウチにおいで！”と言ってくれるベトナム人の友達も３人います。

結果的に、どうしよう・・・と思い悩む前に“えいやっ！”と来てしまう事です。

生きていれば何とかなります！

笑顔のホーチミン

これを読めば夢の海外生活が実現できる！嫌な仕事を我慢し続け日本に住む必要は無い！