何気ない日常を楽しむ事が出来ないと海外生活は退屈かもしれない。

昨晩は、なかなか、寝付く事が出来ずに、確か午前3時前くらいまで記憶があります。 そのせいで、今朝の目覚めは午前7時30分です。

睡眠時間は4時間弱ですが、全く問題なし。

単調な毎日の繰り返し

この時間になってしまうと、行きつけのレストランが結構混んできてしまうので、朝食は後回しにして、珈琲を淹れます。 体調が今ひとつなので、ここ数日、珈琲がすーっと喉を通りません。

 

ChatWorkやskype、メールのチェック、部屋の片付けなどをして、午前10時にご飯を食べにバイクで出かけます。

その後、部屋に戻り2時間少々の作業。。。

その後、何時もの店にフォーを食べに行き、

その後、何時ものカフェで、今、このブログを書いています。

 

自分で書いていても、何とシンプルな生活なのだろうと思います。 読まれている方には、“つまらない生活を送っているね〜”と言われてしまいそうです。

 

確かに、この文章を読んでも殆どの方は、ホーチミン生活の醍醐味や刺激を感じないでしょう。

 

ただ、日々淡々と暮らしている私としては、幸せと刺激でイッパイなのです。 ※出来るだけ宗教っぽくならない様に書きたいのですが。。。

 

朝ご飯を食べに行ったレストランではいつも、ご飯にスープ、それにおかずを2品選びオーダーします。 これで30,000VND(約150円)※何時も私のブログを読んで頂いている方には、度々出てくるのでいい加減うるさいですね。

ただ、ここ最近、1日に2食で済ませる事が多いので、今日はおかずを1品増やしてみました。 海老を揚げたもの、卵焼き、白身魚のスープです。

毎日、食べているのですが、鶏並みに、一日経つと記憶がすべてリセットされてしまうのか?いちいち、美味しいな〜と思ってしまいます。

 

一瞬、ドリフの大爆笑に登場する、仲本工事さん扮する“バカな弟”を思い出してしまいました。

おそらく、私もその程度です。

2品で30,000VNDだから、3品で45,000VNDかと思ったら、40,000VNDとの事です。 そうか〜基本セットにはご飯とスープがついているから、単純に掛け算では無いのですね。

決して、5,000VND(約25円)得した!と喜んでいるのではありません。

 

この店は家族総出で仕込みも接客もしているのですが、こんなに大勢の手間暇が掛かった愛情たっぷりの美味しい料理(3品)がたった、200円で食べられる事を喜んでいるのです。

 

午後に行ったフォーのレストランも毎日、通っているのですが、今日、お兄さんが初めて“水飲む?”って、英語で話しかけてくれたのです。

そして、帰るときには、See you again!と挨拶をしてくれました。

普段、英語を話す客なんていません。 国籍不明の私に一生懸命知っている単語を使い話しかけてくれたのでしょう。

嬉しいではありませんか。

 

日本から息子がやってくる

9月に日本から23歳の息子が遊びにくるそうです。 もう、2年以上会っていません。 ヤクザな私と違い、真面目に看護師として働いています。

彼が言うには、10日間位休みが取れるらしく、どこに行こうか?調べている様です。

でも、ヨーロッパ旅行に行くわけではありません。 3日もいれば十分でしょう。。。

 

ホーチミンは大好きですし、馬鹿にするつもりは全くありませんが、日本人がやってきて、楽しい観光スポットなんてありませんね。

息子も私と似て、おそらく建築物や歴史には興味が無いでしょう。教会?郵便局?なんて、10分も見れば十分です。

ベンタイン市場高島屋?これだって、せいぜい30分が良いところでしょう。

 

せっかく来るのであれば、息子には、圧倒的な人やバイクを見て、人々の圧倒的な生きるチカラ、パワーを感じて欲しいのです。

 

へぇ〜凄いバイクの数だね〜〜。。。 で、終わってしまっては、ホーチミンほど退屈な場所はないかもしれません。

 

息子には、私が、現在無職で自分の思うように生きている事は話しません。

 

看護師として、大変な毎日を暮らしている彼からすると私の生活は“天国の様な暮らし”に感じるかもしれません。 もしかしたら、“お父さん!俺もホーチミンに来たい!”って言うかもしれません。 まあ、それも良いでしょう。

 

ただ、一人海外で生活をすると言う事はそんなに簡単ではありませんよ。 先日の様に、急性食中毒の様な状態になり、“これは本当にヤバイな〜”と思っても、一人ベッドで我慢するしかありません。

 

好き勝手に暮らすには、お金だって稼がなくてはいけません。

 

お父ちゃんは、家族を養えなくて休日にラブホテルの掃除をした事だってあるし、夏の炎天下に屋根瓦を貼っていたこともあります。

ヤクザに監禁され殺されそうになったり、会社を立ち上げたり、子どもたちに空手を教えたり、モバイル公式サイトを運営したり、デザインを勉強したり、テキ屋をやったり、ペンキを塗ったり。。。

 

これ以上思い出せません。

たくさんの方々に世話になり、迷惑もたくさん掛けました。

でも、この一見無駄の様に感じるたくさんの過去があって、初めて今の生活がギリギリ成り立っています。

 

ホーチミンに来るのは反対しませんが、まずは、何があっても一人で対応できる様な経験をして欲しいのです。

 

・・・と偉そうにテキストを書いているお父ちゃんは、今、カフェで働いているお前位の年齢のお姉さんに“友達になってください♥♥♥♥”とメモを書いて渡そうか迷っているのですよ。。。

言っている事とやっている事が全く違う様な大人にはなってはいけないよ。

合掌