親友の帰郷に同行して、焼酎の一気飲み合戦で撃沈そして、ハンモックに癒やされる

土日で、ベトナム人の親友の里帰りにご一緒させて貰いました。 何処まで行ったのか?と聞かれても、超方向音痴の私です。ロンアン省としか答える事が出来ません。 ホーチミンから約50kmほど、メコンデルタ地帯。 だそうです。

今回は、親友夫婦と赤ちゃん、そして、私の合計4人。 彼は車(カローラ)を持っているので、快適な旅になります。 バイクの旅も楽しいと思うのですが、地方に行くと、未舗装の道路も多く、雨が降ると道路が泥沼化するので、あまりお勧めできません。

 

子供の頃から、車に乗ると瞬間的に寝落ちするので、気がつけば、彼の実家です。

ここは、ご夫婦の結婚式で一度来たことがあります。

 

ホーチミン市内のホテルで挙げる挙式もありますが、地方の人達は、自宅の敷地に大きなテントを幾つも張り、テーブル、椅子、ケータリングサービス、時には生バンドを用意して、盛大に結婚式を行います。

国は違うのですが、ゴッドファーザーのオープニングに登場する様な賑やかな結婚式です。

 

まずは、オバアちゃんと孫の再開です。

 

そしてウェルカムドリンクと言う事で、ベトナムの田舎では当たり前のココナッツジュースです。

庭に幾らでも実がなっています。

品種によると思うのですが、ここのココナッツは手を伸ばせば届く所に、熟れた実がなっています。 木を見上げると、予備軍は大量に控えているので、飲んでも、飲んでも“売り切れ”はやって来ませんね。

 

昭和生まれの私としては、懐かしい“パチンコ”です。 これで、野鳥を獲って食べるとのことです。

 

今回の旅で一番の目的はこれです。

ハンモック

子供の頃、テレビや映画に登場する、南の島の木陰で気持ちよさそうにハンモックに揺られる様子を羨ましく思った事はありませんか? 今でも、日本ではあまり見ませんからね。

ベトナムではポピュラーです。

田舎にくれば、家に最低でも2本〜はぶら下がっています。 ホーチミンの町中でも、標識や柱に紐を結んで、ゆらゆら、揺られるガードマンは良くみますね。

 

青空を見上げ、なーんにも考えずに、揺られていると心の底から本当リラックス出来ます。

メコンデルタのエリアは暑いぞ〜と脅されてきたのですが、ぜ〜んぜん。 直射日光の下に出ればそれは暑いですよ。(でも、体感的には日本の夏よりはるかに、過ごしやすい) でも、木陰に入ってしまえば、快適そのもの。

2日間の滞在でエアコンが欲しいと思った事は一度もありませんでした。

 

・捕れたて?の鶏の美味しいの何のって・・・

お昼ご飯はお母さんが用意してくれました。 屋外の大きな“ひさし”の下ですが、快適そのものです。

日本では、今の季節、幾ら木陰と言ったって、屋外で食事をしようものなら、汗だくで堪りませんね。

▼鶏の料理です。

鶏を一匹絞めて料理を作ってくれました。 恐らくは蒸しただけだと思うのですが、生まれて初めて、こんなに歯ごたえのある鶏肉を食べました。

ササミは、プリプリで噛めば噛むほど味が出てきます。 右上の黒いカタマリは“血”だそうです。 絞めた時に出た“血”をそのまま、固めただけです。ちょっと、グロテスクでしたが、臭みなんて全くありません。 レバーも超新鮮!

 

▼鶏のおかゆです。

先程まで、庭を走り回っていた鶏なのですから、新鮮で当たり前です。 我々の食べられる為に、締められたと思うと、鶏に感謝をして食べなくてはいけません。

 

食後の散歩に近所をぶらぶらしてみます。 何とも、のどかな光景です。

私の友達は“ココ”で生まれ育ったので、散歩の途中、あちこちの家から声が掛かります。

・酒盛り第一弾(序の口)

あるお宅でお茶をご馳走になる事になりました。 こちらのお宅では牛を育て、牧草の出荷も行っています。

ホーチミンに住んで約2年。。。

何となく分かっていたのです。

 

男が4人集まり、お茶だけで終わる訳はないなと。。。 ご主人は部屋の奥からボトルを持ってきます。 “ムカデ”と“何かの鶏”が漬け込まれた焼酎です。

見た目のグロさとは違い、飲みやすいお酒です。

一気に3杯ほど、飲む私を見て、“こりゃ大変!この日本人に全部飲まれちまう!”と思ったのでしょうか? 早々に片付ける為、部屋の奥に消えていきました。

 

・酒盛り第二弾(横綱登場)

お酒は好きなのですが、あまり強くありません。 3杯一気飲みをして、少々、良い気分です。 お母さんの家に帰って、ハンモックに。。。と帰る途中、呼び止められます。 玄関先を見る限り、昼間から酒盛りの様子です。 まあ、断るわけにもいかないでしょう。 こちらのお宅でも、焼酎を飲んでいます。科学の実験の時にメチルアルコールが入っていた様なポリのボトルに入っています。 米の香りがする、美味しい焼酎でした。

ちなみに、ベトナムでは“これぞHONDA魂!”と言う、SUPER CUBがたくさん走っています。

エンジンむき出し状態ですが、立派に走ります。 このバイクなんて、まだキレイな方で、ライト、ウインカーなど保安部品すべてサビ落ちた様なボロボロカブも沢山走っています。

お酒ですが、食事をしながら、チビチビと飲んでくれれば良いのですが、ベトナムスタイルはショットグラスで一気飲みなのです。 20杯以上は飲んだのではないでしょうか? 私の場合、スキンヘッドなので、“顔”だけでなく、“頭丸ごと”真っ赤っ赤になるのです。

あまりの赤さに、モザイクを掛けさせて頂きます。(モザイクを掛けても赤いのが分かります)

友人に、“そろそろ帰ろう”と声を掛けてもらい家に戻る事が出来ました。

 

一気でガンガン飲んだので、次から次へと、酔がやって来ます。

 

午後4時位に、ハンモックに撃沈。。。

 

その後、夕飯だよ〜の声にも起き上がれず、途中、やっとのことで家の中に移動したものの、朝7時まで死んでいました。 起きてからも頭は痛いし、胃は気持ち悪いし、大人の反省“もうお酒やめた。。。”です。

それにしても、ハンモックの気持ち良いこと。 週末の午後、ハンモックに揺られる“母と子”です。 ※撮っている私も揺られています。

 

あ〜〜、又、眠ってしまう〜と一番良い気分になっていた所で、足を叩かれ起こされます。 横綱が、“また、酒を飲もう”とわざわざ、誘いに来ました。

横綱

昨日、一日苦しんだんだから、ダメダメと友人に言って貰ったのですが、“それではお茶だけでも・・”随分と好かれてしまったものです。

昼間っからあれだけ飲んでいれば、半分アルコール中毒の様な物です。

 

案の定、お茶なんて、1杯だけで、直ぐに焼酎が出てきました。 グラスに注いでくれた、1杯は飲みましたが、今日はお礼を言って帰ってきました。

 

来る前は、ずーっと、田舎暮らしでも良いな〜なんて思っていたのですが、それは、理想の選択肢ではありませんね。 本当にな〜んにも無いのです。 昼間から酒を飲んでしまう気持ちも分かります。

 

私にとって、これはあまり楽しい生活ではありません。 週に5日はブログを書き、PCに向かいデザインやその他作業をして、日本人のホーチミン進出の手伝い、美味しい珈琲を飲み、好きな音楽を聞く。 そして、週末は田舎でボーッとする。

 

ここは平野のど真ん中ですが、海辺の小さな街なんて、良いかな〜なんて考えています。 出来れば、海から徒歩圏内の小さな家なんて、とても素敵です。

 

よし!

 

海辺の街に移り住もう!