ホリエモンの“多動力”を読み直す。これからの時代、必須スキルかもしれない。

先日、撮影の仕事で飛行機に乗る機会があったのですが、見事に出発時間が遅れました。 空いた時間を使って、堀江貴文氏の書いた“多動力”を読み直しました。

実は、少し前に、同氏の“刑務所なう。シーズン2 前歯が抜けたぜぇ。ワイルドだろぉ?の巻”も読んだのですが、収監中と言う不自由極まりない環境とのギャップが物凄く、笑えます。

2冊とも読みやすいので、お試しください。

 

これだけ、社会を賑わし、逮捕もされ、メディアから叩かれているのに、一部の根強いファンが存在する(私もファン)と言うのは、何処かで、“好き勝手な事をやって、お金も稼いで羨ましいな〜”と思っている人が多いのではないでしょうか。

 

冒頭で紹介されている、テスラ・モーターズのCEO、イーロン・マスクの話が面白いです。

 

彼は服を着られないらしいのです。

服を着ている間に、次にやりたいことを思いついてしまうので、ボタンを留める事が出来ないとの事。 これは極端な例としても、次々と新しい事が気になり夢中になってしまう。。。これが多動力。

 

私は三流大学中退だし、その後も、両手と片足の指の本数位、職を転々としているので、堀江氏の様な生き方とは無縁です。

 

実は、父親も飽きっぽい性格でした。

日曜大工の工具セットを買ってきて、縁台を作ったと思ったら、狭い庭でバラを育てたり、紐を編んでみたり。。。 思い出せば、仕事もそうでした。

サラリーマンを辞め、ミニコミ誌?を作るなんて言っていた時もありました。 会社に行きたくないと、駄々をこね、母親に“会社休みたいって、電話して。。。”なんて事もあったそうです。

これはダメですね。

“遺伝”とか“血”のせいにするつもりは無いのですが、やはり、多少は父親の影響はありますね。

 

私は、あまりにも、多く転職を繰り返したので、家内も呆れ果て、結局は家庭を失う事になります。 新しい事を始めると、最初は夢中になるのですが、すぐに飽きてしまうのです。

 

若い頃は、どうして、こうなってしまうのだろう?と悩んだ事もありました。 植木等さんではありませんが、“分かっちゃいるけど止められない”のです。

 

でも、多動力を読み、53歳になってしまいましたが、結果としてこれで良かったのだ。。と肯定する様になりました。 “本”の中に、“あなたは肩書が幾つあるか?”とあります。ホリエモンらしく、“3つ以上ない人は反省しよう”と厳しい事も書いてあります。

 

昔は一流大学を卒業後、経理畑で30年!など、この道一筋!と言う生き方で、何の不安もありませんでしたが、現代は、明日何が起きるか?わかりません。

 

面白い事を思い出しました。

昔、働いていた会社に、とある大手企業から、お偉いさんが転職してきました。

最初のミーティングで、○○さんの一番得意分野は何ですか?何が出来ますか?と言う問いに対して、“私は部長職が出来ます”と、自信たっぷりに話していました。 “部長”と言うのは、単なる役職名であって、業務の内容とは全く関係ありませんね。

まあ、この方は特殊な例としても、“この道一筋”で行きてい方が、いきなり、梯子を外されると潰しが効きにくいと思います。

 

私は貧乏ながら、飽きっぽい正確のお陰?で、とりあえず、何とかベトナムで生活する事が出来ています。

Web上に公開されている、デザイン、ライティング、テキスト入力、時々、カメラマン、そして、来月からベトナム人の親友と新しい事を始めようと目論んでいます。

 

昨日、以前よりブログにコメントを頂いていた方と会ってきました。

 

折を見て改めて紹介しますが、彼も、先日人材派遣の会社を辞め、新しいビジネスに挑戦しています。 簡単には行かないと思いますが、チャレンジャーですね。 出来る範囲でお手伝いをするつもりです。

彼と意見が一致したのは、貧乏でも毎日、楽しく前向きに生きると言う事です。

何処の国に住もうが、何の仕事をしようが関係ありません。 常に他人を思いやり、ふと気がついた時、無意識のうちに何時も口角が上がっている生活を送りたいものです。