欠落してしまった「感情」何処かで落としたのか?最初から無かったのか?

時々、日本にいる母親にメッセージを送信しています。

ホーチミンは暑い」「ベトナムコーヒーは甘い」など他愛のない内容です。

 

私が学生の時に両親は離婚しました。

 

原因は母親の浮気なのですが、不思議なもので、母親が悪いと思うより、情けない不甲斐ない父親。と思ったものです。

 

先日、「こちらは元気に暮らしております」と送信したのですが、「日本からは見えないので分からない」とか、「お土産にもらったドライマンゴーは吐き出すほど不味かった」とありました。

これは、5月に一時帰国した時のお土産なのですが、仮に口に合わないにしても、こんな事を言うような母親ではありません。

 

確か80歳少し手前だと思うのですが、もしかしたら多少認知症、または、鬱っぽくなっているのかもしれません。

 

時々、近くに住む妹が顔を出しているようなのですが、現在、埼玉県の公団に一人住まいですから、気も滅入るでしょう。

数年前は、自転車に乗りプールに行ったり、図書館にも出かけていた様ですが、恐らく今は行っていないでしょうね。

本の虫だった母ですが、最近は読むのも疲れると言っていました。

 

私の父親なのですが、生きているか?分かりません。

 

私がまだ、家庭を持っている頃、些細なことで喧嘩をしてそれ以来縁を切ってしまったのです。

母親の4歳年上ですから、84歳位だと思います。

 

両親の離婚後、何回か会ったことはありますが、デパートの呉服売り場の女性と仲良く暮らしていた様です。 さすが私の父ちゃんです。

 

人としてとてもイケない事だと思うのですが、私は、肉親に関して全く愛情がないのです。

寅さんの生き方にあこがれていますが、寅さんイズムの根幹である、親、親戚に関する「愛」が欠落してしまっています。

 

友人や彼女に対する「暖かな気持ち」はあるのです。 どうして、親に対してこんなに薄情なのか?

 

生まれつき、こんな人間はいないんじゃないか?と思うので、親の離婚が何らかのトラウマになっているのでしょうか?

 

ベトナムは親思い、親孝行の子供が多いですね。 それは日本語の授業を通じて、とても良く分かります。

 

私は日本に帰るつもりが無いので、最後はベトナムの墓に入ります。

 

どうなるか?まだ、分かりませんが、もし、結婚したら、奥さんや彼女の両親を大切にしてあげたいと思っているのです。 また、子供が生まれたら可愛いでしょうね〜。ほとんど、孫と爺ちゃんの年齢です。

 

テト明けに生活全てが一新するので、それまでは、じ〜っと充電です。 仕事も私生活の一気に行きますよ。

 

あっ!今日はジョン・レノンの命日ですね。