ベトナム人の親友とレストラン候補地の下見に行く ・・・その2

2月後半のハノイ行きは決まっているのですが、心に引っかかっている事があります。

・タイミング悪く迎えるVISAの更新 ホーチミンからハノイまでの引っ越し手配

そして、最大の心残りが親友の手伝いです。

日本料理のお店を出す彼のサポートをします。

 

提供する料理に関しては、全然心配していません。 日本にいる時に世話になった、私の師匠が全面的にサポートしてくれます。

皇族御用達の京料理店のオーナーだった師匠は料理の鉄人に出たり、NHKの番組を持っていた事もあります。 京料理がメインですが、イタリアンからうどんまで何でも作る事が出来ます。

それもべらぼうに美味い!

目を閉じ、鼻をお椀に近づけ出汁の香りを嗅いだ時、「あ〜このまま、ずーっとこうしていたいな〜」と思ったのを思い出しました。

このクラスになると「舌」が変態です。

その日に使う出汁は毎朝、料理人さんが作るのですが、チェックの為、出来上がった出汁を師匠の所に持ってきます。

お玉の上に乗った小皿に少し出汁が入っているのですが、一口啜り。。。

 

「塩を一つまみ追加」

「一つまみ・・・」って、でっかい寸胴で作っているのです。

それぽっち加えて、どれだけ味が変わるのでしょうか? 気持ちの問題なのかもしれませんが、このあたりの感覚が一流なのでしょうね。

 

それ以外でも、料理を出すタイミングなどちょっと失敗して、気を失うほど怒られた事があります。

・・・と言うことで料理はOKです。 ただ、肝心な店がなかなか、見つからないのです。

 

そして、今日は先日に続き、2店舗目を見てきました。 場所は1区の「ヘム」の中です。 度々ブログにも登場しますが、このエリアは完全に「エロエロ街」になってしまいました。 ただ、人通りは抜群なのです。

 

真っ昼間から、こんなお姉さんが「マッサーマッサー」と客引きをしています。

 

住所は教えて貰っていたのですが、店が見つかりません。 二人でしばらくウロウロとします。

 

“あった!!”

これじゃ〜わかりませんね。 ステーキの店なのですが、通行人は誰も気づかずスルーしてしまいます。

 

3階なのですが、階段だけでなくエレベーターもあります。 階段の踊り場にはオリジナルのネオンもあります。

 

売りに出てると言うので、コキタナイ店かと思っていたのですが、「キレイ」ではないですか!

 

壁と床はコンクリートの打ちっぱなし、牛やワインなどセンスの良いイラストが描かれています。

調理スペースがちょっと狭いかな。。。 ステーキを焼く為の鉄板がありません。ガスコンロの上に鉄板を置き焼いている様です。

 

▼ステーキ以外にもハンバーグ、パスタなどがあります。

 

何を考えたか?ステーキ屋の視察に行ったのに、親友も私もハンバーグを注文してしまいました。

▼フツーのスープにフツーのサラダ

 

▼フツーのハンバーグ

「肉汁たら〜っ」がありませんね。盛り付けも寂しいかな。。。 「不味い!」と言う感覚が無い私はフツーに食べました。

でも、これで約1000円です。

 

これだとリピート無しかな〜。

この料理で再度足を運ぶには、ワンコインで食べられるとか。。。 床が鏡張りになっていて、お姉さん達がアンナミラーズの様な制服を着ているとか。。。(そんなバカの事はない)

 

試食後は、親友と作戦会議です。 路肩の椅子に座り、珈琲を飲みがらの会議なのですが、眼の前でオバちゃんが売っている「せんべい」の様な物が気になって仕方ありません。

 

親友が買ってきてくれました。 こんなに入って20000VND(約100円) ビールに合うね〜。一番下のバナナの薄切りのおせんべいも美味しいです。

さて、師匠に報告して、方向性のアドバイスを貰いましょう。

 

帰る途中、知り合いのガードマンと記念写真を撮りました。

オカマちゃんなのですが、とても仲がよいのです。

一応、笑ったつもりだったのですが、それでも怖いね「私の顔」

学校の先生なんかじゃなくて、ベトナム版の悪役商会でもやった方が良いかもしれません。