ガーさん襲来!視界に常に人がいると言うこの不思議さ

今朝は何時もより少しだけ早く起きて、ベッドメイキングです。 下手をすれば、今晩から地獄の黙示録も真っ青な「主戦場」と化します。 シーツを取り替え、毛布をクリーニングに出します。 床は、昨日の夜中にモップで拭きました。

学校に行くと、色々な先生から「今日、彼女が帰国するね〜」と声を掛けられます。 ガーさんの事を直接話す事はあまりありませんが、これだけ、Facebookで先生方や実習生の友達がいれば、背中に「ガーさん、本日帰国!」と張り紙をして歩いている様なものです。

 

今日という日は、若ければ、小躍りするほど嬉しいのでしょうが、54歳にもなると日常の延長に過ぎません。

 

そして午後。。。

 

授業をしていると。着信が。。。 ガーさんからなのですが、授業中なので、出ることができません。 授業終了後、メッセージを確認すると、 14時10分「もう着いた」との事です。

 

とうとうガーさんハノイ襲来なのです!

 

今まで遠距離恋愛だったので、数十キロ先の空港にいると言う実感が全然ありません。

 

午後5時に仕事が終わるので、5時20分にはアパートに到着〜そして、ガーさんの帰りを待つ予定でした。 多少、学校を出るのが遅れたものの、5時半前には到着。。。 部屋から「何時に着くの?」とメッセージを入れなくちゃ!と思い、階段を上ります。

 

403号室のドアが見えると、ラップぐるぐる巻きのデッカイダンボールが見えました。

 

「あれっ?」先に来ちゃった?

 

聞けば、4時半には到着してしまったそうで、隣の部屋のおばさん、子供と話をしていたそうです。

全く心の準備が出来ていなかったので、気の利いた言葉もかけることが出来ませんでした。 出迎える事が出来ずに、申し訳ないのです。。。

 

ただ、もう大人の二人ですよ。 照れることもなく、何事もなかったかの様に、部屋に荷物を運びます。 当初、70キロの予定だった荷物は10キロも超過してしまい、追加料金を取られたそうです。

 

何しろ、3年間お疲れ様でしたね。

 

少し休憩して、まずは夕飯を食べに出かけましょう。 そして買い物をしなくてはいけません。

 

せっかくの帰国日だから、何かしら特別な料理!と思っていたのですが、彼女からしたら懐かしい母国の料理ですからね。。。畏まった料理より、当たり前の夕飯が嬉しいのです。

 

・・・・となれば・・・・ アヒルしかありませんね。

 

毎週通っていますからね。 座れば、アヒルが出てくるし、親父さんとは硬い握手をする仲です。 ただ、ガーさんがいると違うのですね。 全く、聞き取ることは出来ませんが、親父さん、奥さんとなにやら話し込んでいます。 なんとなく、想像は付きますよ。

毎週、通ってくれているけど、このスキンヘッドの外人は何処の誰だい? ガーさんが回答してくれている様です。

何時もは、BUNで締めるのですが、ストップが掛かりました。 確かに、山盛りのアヒルを食べた後にBUNは食べ過ぎなのですよ。 ここは大人しく言うことを聞きましょうね。

 

ガーさんが里帰りをした隙に羽目を外すのです!

 

商店街を物色しながら、散歩をします。

「Chè」です。

この店だって、何時も前を通っているのですが、日本人一人では入ることが出来ません。 Chèはトッピングが色々とありムズカシイのですよ。 ベトナム人が一緒にいると、何時も見ているはずの景色が一転するのです。

 

大きなスーパーへ買い物に行く予定だったのですが、ガーさんお疲れの様なので、近場のスーパーで間に合わせましょう。

 

一人生活では無縁だった、電気コンロや鍋、皿、茶碗などを次々に買います。

一気に生活が所帯じみます。 スーパーで一生懸命消しゴムを選んでいる少女がいました。 私もこの歳の頃はキレイな消しゴムがお宝でした。

アパートに戻り、スーツケースを開けるたびに味噌汁やおせんべい、お茶など、ベトナム生活3年半の私にとってはお宝が次々と出てきます。

 

・・・と初日はこんな感じなのです。 何かしら「ビックリ話が登場すると思っていた方には、すみませんです。

 

疲れたのか、ガーさんはベッドで寝息を立てています。 私は「ブログを書く」と約束をしたので、ひとりパチパチとキーボードを打っている次第です。

 

明日は、休みを1日貰いました。 荷物の整理などありますが、ガーさんと久しぶりにハノイの街に出てみようと思います。

 

ガーさんとの共同生活は始まったばかりなのでした。。。。

メデタシメデタシ。