『咳をしても一人』は学校で習いましたが、目下のところ『屁をしても一人』なのです。
中学生の国語の授業だったと思うのですが、教科書に俳句がズラリと並んでいて、明日までに五句覚えるようにとの事です。 生まれつき記憶力は持ち合わせていないのです。 無茶な事を言わないで頂きたい。。。
誰もが安全パイとして『咳をしても一人』を選ぶのですが、先生からその句はダメとの一言。。。
名句だと思うのですが、除外されてしまうのは遠足のオヤツで言う所の『バナナ』の如く哀れなのです。
数日前までは、2部屋しかないアパートにごちゃっと4人もいました。 中でも6歳の女児は意味もなく部屋を走りベッドの上で跳ね回る無限の体力の持ち主でした。
女親と娘たちと言うのは本当に賑やかなのですね。 話している会話の意味は全然分からなくても、一緒に居て楽しいのですよ。 目じりが下がりっぱなしでした。
女性陣がワーワーと言う余韻の残し、帰った途端に風邪をひいてしまいました。 ヌちゃんの風邪を貰いましたね。
1日休ませて貰い、殆どが外出もせずに過ごしたのですが、静かなのです。 こんな時ぐらい、窓の外が煩くても許せるのですが、今日に限ってとても静かです。
3人がいる時は、スカしていたオナラも今日はハデにぶっ放します。 漢字で書くと『放屁』ですね。
これでもか?と気合を入れるもんだから、ハノイの空気を揺らす勢いです。 ハノイの温暖化が加速したら私のせいかも知れません。 やはりオナラは尻の穴をブルブルっと震わせて出すものです。 スーッとすかしては中途半端です。
音を立てずにラーメンを食べなさい!って言われているみたい。 こう言うバカな事ばかり書いているとガーさんに叱られる。
ガーさんの掃除が神レベルなので、部屋中ピッカピカです。 田舎に帰る前に、私の便秘の薬も家で飲む分と学校に持っていく分を袋に分けてくれました。
レストランに行けば、アヒルや魚の骨を取り除いてくれるし、果物を食べれば皮を剥いてくれます。 これは「愛」なのか?「介護」なのか?
熱い麺料理などは、「フーフー」してくれます。 さすがに、これはやりすぎじゃないだろうか?
でも、周りのベトナム人カップルを見ていると、例外なく仲が良いのです。
先日、デパートに行った時に、手を繋ぐのを断ったらイジケてしまいました。
知っている人は居ないし、そもそも、外国なのでベタベタしても良いのでしょうが、人前で手をつないだりするのは「みっともない」と思ってしまいます。 でも、大切なパートナーが望むのなら改めなくてはいけません。(←と思っています)
ガーさんは一回り以上年下なのですが、圧倒的な母性を感じます。 イジメられている男児を守るために、「やめなさいよ〜先生にいいつけるよ!」と言うタイプ。
先程、iTunesで何を聞こうか?迷っている時に、ガーさんと私を発見しました。 Tom WaitsのRAIN DOGSです。
私にとって、初Tom Waitsでしたが、1曲めのSingaporeから「なんじゃこれ?」です。 でも、聞けば聞くほど素晴らしさが分かる私の中では名盤です。
このジャケットに写っている大笑いしているオバちゃんと安心した表情で抱かれているTom Waitsこそが、ガーさんと私です。
本人にバレたら叱られてしまいますが、ガーさんは三波伸介さんにも似ています。 それも、「減点パパ」でゲストの子供と話している時の、とても優しい表情の三波伸介さんです。
出来るだけこの表情で過ごせるように生活するのは、私の役目なのです。