昨晩なのですが、なかなか寝付く事が出来ませんでした。

昨晩なのですが、なかなか寝付く事が出来ませんでした。 もっとも、体調が今ひとつで、昼間10時間近く昼寝をしたので仕方がありません。

ベットに横になっていて感じたのは『真っ暗』という事。

隣に寝ているガーさんの顔が見えません。

本来、夜は暗くて当たり前なのですが、ハノイの街中では一晩中クルマのライトが光っているし、ネオンだって煌々と付いています。 ここクワンビンだって繁華街に行けば同じような状態にかも知れません。

ただ、ガーさんの実家は畑に囲まれているので、真っ暗なのです。

ラクションの音だって全く聞こえません。

これも、ハノイでは考えられませんね。

 

ラクションの代わりに、遠くの畑からはカエルの鳴き声、窓のすぐ下では聞きなれない虫が羽根を擦っています。

 

平和ですね。 つくづく平和です。

ティーちゃん、ヌちゃんなのですが、ズーッとハノイに出てこないかなーと思っていたのですが、子どもが育つ環境としては、クワンビンの方が良いのかも知れません。

実習生に質問をしても、将来は生まれ育った街で暮らしたいと言う意見が本当に多いです。

 

私も1年ぶりに来てみて、長閑と言うか、牧歌的と言うかとても魅力のある所なのですが、それではズーッと住み続けることが出来るか?と言うとそれは無理かも知れませんね。

 

墨田区の下町ではありますが、東京生まれです。 育ちの大半は埼玉県でしたが、電車に揺られて、都内で働いていましたからね。

 

ビルに囲まれていることが私の中の日常なのです。 時々訪れる程度が丁度良いのでしょうね。

 

さて、本日はバインチユンを作ります。 ・・・・私は作る役目でなく、見ている担当です。

 

バインチユンの材料はとてもシンプルです。 もち米、豆、豚肉です。

 

このもち米なのですが、何回研いでも、洗ってもなかなか水がクリアになりません。 ガーさんと2人で10回以上洗いました。

 

同時進行で、お母さんは豆を洗います。

 

そして今そのまま水に浸けておきます。 豚肉は塩胡椒で味付けをしておきます。

 

ここで暫く休憩です。

 

特別、観光に出掛けるわけではないので、暇なのです。 本を読み音楽を聴き、なんて事ないblogを書きます。

 

洗濯の手伝いもします。 庭に溶け込むガーさん。

 

田舎に行くとほぼ100パーセント鶏を飼っています。

 

バインチユン作りの再開なのですが、職人さんなのか?御近所さんで上手な方なのか?助っ人が来てくれました。 あのきっちりとした四角形は『型』を使うのですね。

ベトナムの人たちは、われわれ日本人に『笹巻き』と説明をしてくれますが、実際に使うのはバナナの葉に似た『ゾイの葉』です。

 

型枠の中に、葉を敷き、もち米、豆、豚肉そして又、まめ、もち米です。 きっちりと丁寧に四角形に成形するので感心してしまいました。

 

こちらが完成品です。 全部で12個作りました。

 

庭ではお父さんが『火』の用意です。 大きな鍋2つに入れてこれから10時間近く煮るそうです。

 

家族総出で正月の準備をする美しい風景

 

クワンビンに来てからというもの、食べ過ぎです。 「食べろ食べろ」と勧められると、「はい。はい。」と際限なくお代わりしてしまいます。 毎食4〜5膳食べてしまいます。

 

お父さんの自転車を借りて、川岸まで散歩に出掛けます。

 

ただただ長閑です。 平和そのもの。

あたまにたらいを乗せて皮の方へ向かうおばさんはなにをするのだろうか?

バインチュンの完成は本日の午前0時だそうです。

お父さん、遅くまでご苦労さまなのです。