静か〜なハノイに戻ってきました。あ〜〜納豆に味噌汁、柴漬けが食べたい。。。

昨日の早朝、クワンビンからハノイに戻ってきました。 因みに1人なのです。

ガーさんはテトの後片付けなど忙しいので、週末ハノイに帰ってきます。 昨晩の7時半、1人でバスに乗りました。

鼻っから居なければ、何の問題も無いのですが、なまじっかガーさんの存在が当たり前になってしまっているので、一人でバスに乗ると心細いのです。

ピッタリ8時間バスに揺られてハノイに着いたのが、午前3時半です。 まあ、「この時間」と言う事もありますが、旧正月の期間はホーチミンハノイもゴーストタウンの様です。

 

住めば都です。 二部屋しかない質素なアパートですが、ホッとしますね。 頭まで布団をかぶり、ベッドで爆睡です。 昨晩までは、ガーさん、ヌちゃんと3人で寝ていました。

 

ガーさんの抱き枕効果も絶大なのですが、ヌちゃんの寝顔は最高に癒やされます。 6歳で体重26キロは少々肥満気味なのですが、ヌちゃんのすべすべのお腹を触っていると、幸せな気持ちになります。 今回の滞在でヌちゃんとは本当に仲良くなりました。

 

時々、「抱っこ−」ベトナム語)と両手を伸ばしてきます。 その都度、ガーさんに「駄目!」ベトナム語)と叱られていました。

 

また、ガーさんと私が日本語で話していると真似するのです。 この日本語がとてもキレイで正しいので驚きました。 (これを親ばかと言います)

 

又、その場の雰囲気を理解してわきまえる事を知っています。

 

一緒に遊びたくて、近づいてくる事があるのですが、私の手が離せない事が分かると、“バイバイ”と行ってしまいます。 大人の顔色を見るという事について、「子供らしくない」と言う意見もあると思うのですが、私はヌちゃんの様な子供の方が好きです。

 

今回、丸1週間クワンビンに滞在しました。 社交性ゼロの私としては記録的な長逗留です。

 

ガーさんのお兄さんも赴任先のダナンから戻ってきていました。 お兄さんは軍人さんです。 通常は3ヶ月に一度、約1週間程度戻ってくるそうです。

 

正月が終わると、お父さん、お母さん、お兄さんの奥さんと子供が2人、ガーさんの娘が2人の生活に戻ります。

 

ベトナムに来て、何人かの友人の実家に行きましたが、皆、質素で慎ましい生活をしています。 時々、総大理石張りの様な家に案内して貰うことがありますが、地方に行けば圧倒的にこの様な生活が多いです。

 

ガーさんの実家は田舎。。。と言っても、小さいながらレストランもカフェもあります。 5分もバイクで走れば、家電量販店だってあります。 でも、ここから10キロも離れると、「本当の田舎」になります。 自給自足に近い生活だと思います。

 

「足るを知る」

ガーさん一家もそうですが、田舎の人たちは、みなさん幸せそうに仲良く暮らしています。 日本人の私からすると、何かしら特別楽しい事。特別美味しい物に期待してしまいますが、日々の変わらぬ生活の中で喜びを見出しているのでしょう。

 

ガーさんの田舎に滞在中、外食をしたのは1度だけでした。 後は、三度三度、冷たいタイルの上に敷いたゴザの上で車座になって、食事をします。

野菜は庭で収穫した無農薬です。 ガーさんが日本から持ち帰った「シーザーサラダのソース」があったので、レタスときゅうりのサラダを食べましたがこれは美味しかったですね〜 無農薬の採れたて野菜なんて贅沢です。

 

鶏も飼っているのをしめてくれます。

・・・と聞くと、新鮮で美味しそう。。。となるのですが、歯ごたえがあり過ぎる位なのです。

 

私の母は既に80歳ですが、それにしても墨田区の生まれなので、鶏をさばくことは出来ません。 母親がスーパーで買ってきた鶏肉は部位ごとに分けられ、骨もついていません。 実家で食べた鶏肉は手羽もささみももも肉もゴチャまぜです。 骨もぶった切った状態です。 軟弱な日本人代表としては、食べづらいのです。

でも、プリプリで美味しいですよ。何と言っても、先程まで庭を走り回っていたので、新鮮です。 こう言った、清く正しい食べ物を心から楽しめるようにならないと田舎暮らしは出来ません。

 

7日間の滞在でベトナムの文化にどっぷりと浸かりました。

 

樹木希林さんの真似をして、全てを受け入れる気持ちなのですが、幾つか馴染めない部分もありました。

 

食事のスタイルもそうです。 椅子に座りテーブルの上に乗っている物を食べるのが当たり前なので、あぐらをかき、地べたに座って食べるのが苦手なのです。

 

あぐらをかくと、お腹が曲がった状態になります。 その姿勢でご飯を食べると、食べ物が、胃袋から下りていかないのでは?と思ってしまいます。 時々、正座をすると、お腹が楽になります。

 

勧められるまま、大食いの7日間だったのですが、最終日は満腹で寝ることが出来ませんでした。 食後、何時間たっても満腹のままなのです。 お父さんやお母さんの時代は食べるのに必死だったと思います。 何しろ「腹一杯食べろ!」なのです。

 

結構、厳しい胃痛も発生してガーさんに薬を買ってきてもらったほどです。

 

既に3年半以上暮らしているベトナムです。

ベトナム式の生活に慣れていますが、今は、ひたすら「納豆に味噌汁、それに柴漬け」を食べたいのです。 行きつけのお好み焼き屋の近くに日本食材の専門スーパーがあるのでテト開けに行ってみましょう!