マイルス・デイヴィスは納豆を食べたか?

昨晩、何故か?なかなか寝付けず。。。これまた、何故か?午前3時頃に猛烈に納豆が食べたくなり。。。

納豆2パックくらいを大きめの器に移し、辛子と万能ねぎをドサッと投入。すかさず、お箸を鷲掴みにして、かき回す。。。などと思っていたら、いつの間にか夜が明けていました。

さて、日本人が朝から納豆を食べに行きます。たかが納豆ですが、夢にまでみた納豆です。

 

ホーチミンに納豆なんてあるの?

 

あるんです!ここは日本人街なので、ファミリマートに行けば当たり前の様にフツーに売っています。

自宅より徒歩1分の牛めし屋では納豆朝食も食べられるんです。

日本人御用達“牛めし屋”

以前ブログで書いた様に、向かいの席に座られると、落ち着いて食事をする事が出来ないので、誰もお客さんいなければい~な~と思い、8時少し前に牛めし屋に。。

 

牛めし屋の店内は狭いです。10人少々で満席になります。

 

ラッキー!お客さん一人だけです。それも、楊枝で、シーシーやっているので、既に食べ終わったのでしょう。。。今度は、早く帰らないかなーと思いつつ、今朝は贅沢に納豆牛小鉢定食を注文。88,000vnd(約440円)ローカルの朝食と比べると、割高ですが、午前3時から楽しみしていたんです!奮発しました!

 

朝5時から開店しているのですが、ゴルフに行く前の腹ごしらえ客が目当てでしょうか?

 

こちらが、納豆牛小皿定食です。何の変哲もない、極、当たり前の納豆牛小皿定食です。

ご飯、味噌汁、納豆、漬物、サラダ、牛皿、ノリ 真っ直ぐな、にっぽんの朝ごはんです。

 

牛めし屋はご飯がおかわり自由です。

 

痩せの大食いの私として、まず、1膳目は、味付け海苔と漬物だけでペロッと食べてしまいます。

Excuse me…

遠慮がちに、ベトナム人女性にご飯おかわりをお願いして、いよいよ納豆の登場です。タレと辛子も付いています。醤油も少々掛けて、お箸でかき混ぜるのですが、ベトナムの納豆は糸が引かないんです。粘りなんて出ないんです。発酵が足りないんだろうか?納得が行きませんが、サングラス+スキンヘッドのオッサンが目の色変えて、朝から納豆をかき混ぜている有様は、少々怖いので、諦めて熱々のご飯に乗せます。

元妻と昔、少々喧嘩になった事があるのですが、私は、卵かけご飯の容量で、ご飯の中央に少々凹みを作り、その上と言うか中に納豆を投入します。物心ついた頃からこの食べ方なので、私の中ではこれが当たり前です。

粘りは無いので、ご飯にはあまり絡んできません。箸でご飯を持ち上げても、口に入る前に納豆はポロポロと落ちてしまいます。

 

ホーチミンにいても、やはり、ここは日本人!納豆ご飯と味噌汁の組み合わせは、最高です!

 

ここで気がついたのですが、BGMがマイルス・デイヴィスのSo Whatです。牛めし屋に、モダンジャズ屈指の名盤Kind of Blueから、So Whatとはホーチミン恐るべしです。

このアルバムは、ジャズアルバムの中でも、私の一番お気に入りです。1959年なので、昭和34年の録音です。アルバムには5曲が入っていますが、空気感、静寂感が半端ではありません。

 

ジャズに興味の無い方も是非、聞いてみてください。

ちなみに、ベトナム人は殆どの人が納豆大嫌いです。腐った豆を食べるのが、信じられないのでしょう。。。

食べ終わったあと、納豆で粘着く食器を洗うのも嫌なんだろうなー。。。スマンスマンと思い、粘つく口をナプキンで拭い、カフェに向かう私でした。。。