ダナーとビーサン

一日の中で何回幸せを感じるだろうか?

 

幸せの尺度は人によって全く違う。

私の場合は器の大きさに比例してなのか?とても小さな事に幸せを感じる。

たとえば、時計。

毎朝、お気に入りの時計を腕にはめる時には、少しだけ良い気持ちになる。

心地よい重さ、ブレスをロックした時のカチッ、カチャッと言う小さな音に腕時計として完成度の高さを楽しめます。

 

もう一つは靴。

私はダナーのマウンテンライトが本当に大好きで、毎朝、靴に足を入れ、靴紐をキュッと結んでいる時もちょっとだけ幸せになります。何年も履き続けていると、分厚い革が完全に足にフィットして、嘘の様に軽く歩く事が出来ます(手で持つと、こんなに重いのに)

 

時計も靴も安い買い物ではありませんが、毎朝、心を豊かにしてくれるので、全然高価だとは思いません。

 

20歳になる息子にも、幸せのおすそ分けをしたいのでホーチミンに来る前に、マウンテンライトを贈りました。

 

さて、所変わって、ホーチミンなのですが、基本的に毎日が夏で、ブーツを履いている人なんていません。1年間で一人も会ったことがない。。。

 

私もホーチミンでは、気合が入ったデートの時に数回履いた程度です。

 

日本では、ビブラムソールの張替え時に毎回1万円以上掛かっていたので、ホーチミンでは専門店があるか?お金はどうしよう?。。。と心配していたのですが、全然大丈夫ですね。死ぬまで張り替えずに済みそう。。。

 

ベトナムに来てからは、ビーチサンダルしか履きません。見事に1年365日ビーサンだけ!

今、履いているビーサンも買ってから1年以上経ちますが、まだ、まだ、大丈夫。確か、300円位だったと思うので、履物に関しては、全くお金が掛かりません。

国民全員がビーサンって訳じゃないんだけどね。

 

キレーな顔をした女性でも、歩く姿をみると、ほぼ全員が“がに股”です。生まれながらずーっとビーチサンダルを履いて歩くと、こうなってしまう。。と個人的に決めつけています。

と言うことで、日々の小さな幸せから、ダナーが減ってしまいました。

 

ここまで書いた所で気がついたのですが、東京で過ごしていた頃は、時計と靴にしか幸せを感じる事が出来なかったのでしょうかね?

残念ながら、もしかしたらそうかもしれません。

 

今、ホーチミンで靴を履く喜びが無くなってしまっても大丈夫なのは、日々の生活の中で幸せがたくさんあるからみたいです。

●毎日、ベトナム人スタッフが用意してくれる、オフィスで食べる昼食

●通勤の帰り、行き当たりばったりでチャレンジする、ローカル屋台料理

●外国人として完全にアウエーのホーチミン生活

●そして、何と言っても、彼女の存在が大きいですね。(なーんだ、結局、ソコに行くのかよ。。。と声が聞こえそうです)

 

日本でうつむき加減に日々を過ごしている、皆さん!まずは、何も考えずに、外国に行ってみるのは良いかもしれませんね。