郷に入ってはBANH MI

1区の自宅近辺はさながら日本人街なので、ありとあらゆる日本料理を食べることが出来ます。 さて、食べられない物は本当に無いのか?考えてみたのですが、思いつかないくらい何でもあります。 でも、日本人が食べて、“おっ!美味いぞ!”と言う店は数えるほどしかありません。

料理人や経営に日本人が絡んでいないお店はまず90%“なんちゃって和食”が出てきます。

日本で食べるより、美味しい料理は存在しないので、どれだけ、日本の味に近いか?が判断基準になります。

 

そう考えると、ファストフード店に行っても、そこそこ、美味しい料理を提供する日本の料理店は凄いのだな〜と感じます。 ※そもそも、そんなにこだわりはないのですが。。。

 

週に一度どうしても、食べたくなってしまうのは、ラーメンの麺場田所商店くらいです。 ただ、信州ラーメンにバターをトッピング、ライス(小)をオーダーすると、約1000円です。 日本でも、最近はちょっとしたラーメンに入ると1杯1000円しますね? ただ、美味しいフォーが100円、200円で食べられるベトナムで麺料理は1杯1000円は法外な価格です。

 

街に出れば、ローカルレストランから路肩の店まで、安くて美味しいお店はたくさんあります。 食材は安全か?食器はきちんと洗っているのか?と細かいことは気にしません。

地元の人が食べているのですから、日本人だからと言って死ぬような事はありません。

 

BANH MIの屋台もたくさんあります。 これは、結構店によって、味が違うので、あちこち食べ比べてみると面白いです。 屋台に価格が表示されていない所では、時々、ボラれる事がありますが、それにしても数十円の問題です。

 

私もお気に入りの屋台があります。 屋号は無いのですが、私は勝手に“肝っ玉母さんのバインミー”と呼んでいます。 場所を説明したいのですが、そもそも、屋台なので、Google Mapsに表示がありません。 レタントンとタイヴァンルンが交差したあたり。。。 交差点に立って、グルーっと360度、見回すと屋台が目に留まると思います。多分。

 

屋台の多くは、早く提供出来る様に、調理済み、既に揚がっている物を挟むだけのタイプが多いのですが、この肝っ玉母さんはオーダーが入ってから、卵と具材をフライパンで調理します。 モスバーガースタイルでしょうか。

 

小さな屋台に様々な具材がレイアウトされ、手際よく調理する様子を見るのが大好きです。 女の子の、ままごとセットのオバちゃん仕様みたいです。

 

ハムや野菜を小さなまな板の上でカットします。 動画にも出てきますが、本日はパクチーが終わってしまった様です。。。 パクチー好きとしては少々残念です。

調理の最終段階で“サキイカ”を更に、割いた様な物をはさむのですが、じつは、これがあまり好きではありません。 干した魚か?イカか?

この謎の食材ですが、驚くことにベトナムではケーキに乗っている事が多いです。

 

我々世代の学校給食でクリスマスなどで出てきた様な、あま~いバタークリームケーキの上に何故かしょっぱい、サキイカが乗っかっているんです。これは、ベトナムでは当たり前なので、こちらに住んでいる人は、“あ〜。。知っている知ってる”となると思います。

 

肝っ玉母さんの作るバインミーは母さん同様ずっしりと重く、食べごたえがあります。 これで、なんと20000VND(約100円)です。 ラーメンの1/10です。

 

日本人街で、和食を食べ歩くのも良いですが、せっかくベトナムにいるのですから、こう言った超ローカルフードにチャレンジした方が楽しいですね。