ホーチミンの日常生活に溶け込む。ベトナム人通勤前の朝食風景

国内外を問わず、旅行に行っても名所旧跡などには全然興味がありません。 地元の人で賑わう朝市に行ったり、外仕事の人たちが昼ごはんを食べる様な、地味な食堂に行くと幸せな気持ちになります。

ホーチミンでも一緒ですね。 古い教会や歴史的な建造物の郵便局など、ホーチミンにも観光名所がありますが、日本人からすると、今ひとつパッとしません。 実はお土産も一緒です。

先日、日本の一時帰国する際にお土産を探しに出かけたのですが、目ぼしい物がありません。 結局は、AEONで買ったベトナムコーヒとフォーのインスタントラーメンになってしまいました。

 

今、住んでいる2区は、欧米人が多く住むタオディエン地区が有名ですが、私のアパート近くは完全なローカルエリアです。 そんなローカルエリアのローカルレストラン(どちらかと言うと食堂)で、朝から、ベトナム人に混じって、フーテューを食べていると、違和感、ミスマッチ、心地よさ、雑踏等がごちゃ混ぜになり、なんとも言えない浮遊感があり、不思議な気持ちになります。 これは、言葉では表現出来ませんね。

 

今朝もお馴染みの店にやってきました。 ここの店主とも顔なじみになり、私を見つけると、“良く来たな〜”と歓迎してくれます。 店主は井川比佐志さんに似ている。。。井川さんと言えば、私の中ではこのシーン!

もし、店に来ることがあれば、“あ〜似てる似てる。。。”となるはずです。

この店のメニューは3種のみ 1)フーテュー 2)ベトナム風ビーフシチュー 3)ベトナム風ビーフステーキ

全て制覇済みです。

 

今日はあっさり、フーテューにしました。

 

店内は何時も混んでいます。

スタッフの対応も丁寧だし、店の内部も清潔、勿論料理は美味しいので、このエリアでは繁盛店なのでしょう。

店内を見渡せば、恐らくは通勤途中の人たちが朝食を食べています。 ここで、朝食を食べたあと、ベトナム人の彼らの1日がスタートするのです。

観光地巡りをするより、私にはこの時間の方がよっぽど有意義で幸せです。

ローカルレストランに必ず置いてある、箸、スプーン、調味料のセットです。 ベトナムに行くと、最初に“へーっ”と思う事があります。

 

ベトナム人(特に女性)と一緒にご飯を食べに行くと、料理が出てくる前に、私が使うスプーンをティッシュで拭いてくれるのです。 私は、スープに小さな虫が浮いていたとしても、煮沸消毒出来ているから大丈夫!と気にしないタチなのですが、スプーンはあまりキレイでない事が多いです。

特に、オープンタイプのレストランでは、バイクの排気ガスやホコリなどが付着して事が多いのです。 これも、全然気にならず。。。

逆に、男のクセに、スプーンを拭いたりすると格好悪い。。。

 

フーテューは味のしみた大根、牛の臓物、テール等が入っており、ボリュームもあり最高です。35,000VND(約175円)

 

さて、今日も暑くなりそうです。 ベトナムに住む日本人の1日の始まりです。

クッションの無い、木製の椅子で作業をして、ブログを書いているので、お尻が痛い。。。 椅子が欲しい。。。