私が味音痴で無いことを証明する為に、原田さんとベトナム風ビフテキを食べに行く

原田さん:お肉が固くてゴムみたいだったででしょう。

:いやいや、柔らかかったですよ。

原田さん:不味かったでしょう。

:いやいや、とても美味しかったのです。少し大げさに言うと、絶品ですよ。

私が最近はまっている、ベトナム風のビフテキBO BIT TETに関する、原田さんとの会話です。 原田さんは、美味しいはずが無いと言うのですが、私はとても、美味しく感じるのです。

 

一緒に行って、私が味音痴かどうか?検証しましょうと言う事になりました。

 

二日に一度は行っているお店なので、店主とも顔なじみです。店の前を通る度に私に手を振ってくれます。

 

今日だけ味付けに失敗した固い肉が出てきたら、私の味音痴が確定してしまいます。

さて、二人前です。

私にとってはお馴染みの味です。 胡椒が効いており、肉はタマネギ、パクチーと相性もばっちりなのです。 付け合わせのポテト、目玉焼き(半生)も美味しく、サラダの野菜も新鮮です。

 

肝心の原田さんの意見ですが、まあ、それなりに美味しいらしいです。 まあ、ごもっともなご意見です。 根本的に、手間暇かけた和食とは違います。

 

ベトナム旅行を控え、さて、どんな美味しい料理が待っているのかしら!と楽しみに思っている方々には残念ですが、そんなに絶品!という料理はありません。 なかには、美味しい料理もありますよ。 ただ、日本料理に勝る者はありません。

 

東京に住んでいた時に皇室御用達の京料理店の手伝いをしていましたが、夜のお客様の為に、朝、築地で魚を仕入れ、半日以上掛けて出汁を取ったり、煮込んだり、下焼きをしておいたり。。。と料理一品に掛ける時間が違います。

それに比べれば、ベトナムの料理はシンプルなものがほとんどです。 ただ、六本木や銀座の高級ベトナム料理店で食べるより100倍美味しい事は保証します。

 

料理は舌で味わいますが、同時に、目や耳からも多くの情報を取り入れています。 ベトナムの路肩の小さな店でフォーを食べている時は、目の前をバイクがガンガン走り、聞こえてくる、わいわいガヤガヤも、ぜーんぶ、ベトナム語です。この空気感が最高のスパイスになるのです!

 

観光やツアーでベトナムを訪れると、小綺麗な繁盛店に入る事が多いと思うのですが、団体を抜けだし一人、ローカルレストランに行ってみてください。 これぞ、ベトナム!って雰囲気が味わえますよ。