飲食店の物件を探してウロウロと歩き回った一日。。。

親友が和食の店を経営したいと言うので、全面的に協力をします。

ただ、テト明けのハノイ行きが決まっているので、何処まで手伝えるか?が問題です。 ・・・と言うのも、まだ、店舗も決まっていないのです。

 

東京にいる師匠に尋ねた所、リスクを回避するために最初は15坪程度にすべし!との事です。

 

年末になると、店が休みになってしまう可能性があるのでクリスマスの今日、店探しの旅に出ることにしました。

 

待ち合わせは第一ラーメン&カレーです。

 

日本で長年働き、日本語がペラペラの親友でさえ、日常、和食を食べる事は稀です。 とりあえず、ホーチミンで食べる事が出来る和食ってこんな感じ・・・と分かって貰う為に、私の行きつけの店にしました。

 

それでも、メニューを見て悩んでいましたね。

何時もはラーメンを食べて帰るだけなのですが、「自分が手伝う店探しと言う目線でみると、色々な事に気が付きます。

ベトナム人の常識=日本人の非常識なのです。

 

カウンター席に座ると、厨房が見えるのですが、余計な物が多すぎます。 私物まで棚に乗っています。

このスタイルにするなら、寿司屋並にすっきりとさせたいですね。

 

メニューもパウチした印刷物をリング製本して、きちんと作っているのですが、「なんちゃって日本」です。 書いてある内容は別として、フォントに違和感を感じただけで、「日本人の経営ではないか・・・」とバレてしまいます。

 

ガッツリ食べたい気分だったので、「とんかつラーメン」に初挑戦です。 私の頭の中は、肉の万世のパーコー麺なのです。

 

頭にトナカイの角を付けた可愛い店員さんに「とんかつラーメン」を注文すると、メニューが間違っていて、実は「とんこつラーメン」だそうです。

メニューを間違えるのは、ダメですが、分かっていながら使い続けるのはもっとダメですね。

 

こちらが「とんかつ」ならぬ、「とんこつラーメン」です。

「しょっぱい・・・」

炎天下、外仕事をしている人ではないのですから、こんなに塩は必要ありません。

これもダメですね。

多少??程度ならまだ、許せますが、ここまで塩辛いとリピートなしです。

コロッケは美味しい!

さて、ここから怒涛の店探しがスタートします。

 

まずは、お隣の「ふくろう」です。

担々麺は美味しいのですが、店内が汚い。。椅子やテーブルは粗末でも良いのです。ただ、気持ちが入っていないのです。

店の外に貼られた、メニューも写真が綺麗ではありません。

 

ヘムの中はこんな感じです。 とても雑然としていて、最近はマッサージやBARばかりが目立つ様になってしまいました。

 

「鳥笑」ここは統一感がありますね。 入ったことはありませんが、提灯や「塩」「たばこ」と言った看板も素敵です。

 

「FUJIRO」です。

この店は、この界隈でも、「清く正しい日本のめし屋」です。 ショーケースにはサンプルが並んでいます。

何回入った事がありますが、とんかつもカツ丼の美味しいです。 ただ、お値段も「日本級」です。

 

「ラーメン暖暮」 一度だけ入った事があります。何時も結構、お客さんが入っています。

 

「銀座梅もと」 入ったことはありませんが、白い暖簾も木枠の扉も素敵です。

 

「とみだや」 ここのラーメンは美味しいです。お店に入った瞬間漂ってくる、醤油の香りにフラフラするほどです。

ヘムの中をウロウロしたのは、数ヶ月ぶりなのですが、2店舗展開になっていました。 人件費の安いベトナム、日本と変わらぬ価格で提供して、行列が出来れば儲かりますね。

 

牛めし屋」 お味は、まあまあです。ただ、朝5時から納豆や鮭定食を食べることが出来ます。

 

龍神 一度だけ入った事がありますが、魚介類ベースのスープが美味しいラーメン屋です。 レタントン通りに、ほぼ面しており立地は最高です。

 

「IRISH PUB」 行きつけだったのですが、突然閉店してしまいました。そこそこ、お客さんは入っていただけに、残念です。

 

ここからヘムを出てレタントン通りを歩きます。

 

牛角 餃子の王将跡地に最近、オープンしました。 SAMURAIWi-Fiの長谷川社長に連れて行って貰った事がありますが、「お見事」です。 日本人マネージャーの接客も秀逸です。 繁盛するのでしょうね。

 

「しょうき」 居酒屋です。日本人の頼もしいマネージャーがいますが、味はまあまあです。 居酒屋ですからね。

 

「麺場 田所商店」 1区に住んでいた時は週に1度は食べに行っていました。 店内も綺麗、味噌ラーメンも美味しいです。なんたって、ミシュランですからね。

 

「春秋」 そば屋です。一度だけ入ったことがありますが、簡単なそばで1000円オーバーはちょっとね。。。

 

「AKATONBO」 入った事はありませんが、綺麗な店構えですね。

年末年始のメニューは正解ですね。ベトナムで正月を過ごす日本人には魅力があります。

 

ここから、ドンコイ通りに向かいます。

 

小児病院の前で風船を売るおじさん

 

ホーチミン市民劇場」

 

雑居ビルに上るとこんな感じです。

 

お金持ちの皆様はメルセデスで乗り付け、高級ホテルでクリスマスディナーでしょうか。

 

・・・なかなか、空き店舗が無いものですね。 ベトナムの場合、空き店舗には、電話番号が書かれた紙が貼られており、電話で簡単に家賃などを確認する事が出来ます。

 

例えば、このシャッターが閉まった空き店舗なのですが、なんと、大台超えの家賃10000ドル!です。

 

その後も、親友と歩き回ったのですが、「これ」と言う物件を探す事ができず。。。

 

さあ、ハノイ行きまで2ヶ月を切っています。 どうなるのでしょうか。。。