焼き芋と珈琲とJAZZの日々 in Hanoi

焼き芋好きである。 若い女性の場合、焼き芋を買う様子も可愛らしいのですが、54歳のおっさんが顔をホコロバセて焼き芋を選んでいる様子は全く絵になりません。

ホーチミンからHanoiにやって来たのが今年の2月です。 そして、商店街のパン屋でこんがり焼けた焼き芋を発見したのです。

年がら年中暑いホーチミンでは、焼き芋を見たことは無かったと思います。 時々、路肩で蒸かした芋は売っていました。

 

ただ、アパートの近くで見つけてしまったのです。。。 丸々とした焼き芋が1本たったの数十円です。 これが最高に美味い!

 

暫く経ってから、このパン屋に行ってみると、無い。。。オレの焼き物が並んでいない。。。 以降、店の前を通る度に、スマホに焼き芋の写真を表示して「ある?」と尋ねるのですが、ありません。 ベトナム人と一緒に行った際に、「何時に来れば買えるのか?」聞いて貰いました。

 

「焼き芋の季節は終わり💔」の回答でした。

 

そうか〜日本と同じ様に四季があるハノイです。冬の終わりと供に、芋は焼かなくなるのですね。

 

あれから数ヶ月。。。 街中に焼き芋が溢れています。 焼き芋好きの私にとってハノイが天国になりました

 

ただし、日本の様な石焼き芋ではありません。 網の上に乗せて炭で焼くのです。

 

皮がこんがりと焼けた頃に文字とおり「黄金色の焼き芋」が完成します。

芋の種類が違うのでしょう。 風味は日本で食べるものと少し違いますが、それでも美味い!

 

運の良いことに、この黄金色の厄介者がアパートの1階で売っているのです。

 

補習授業がなく早く帰宅出来る日は、欠かさず2本買ってしまいます。 夕飯を食べたばかりだって関係ありません。 別腹っていうやつです。

 

どの焼き芋にしようかな〜〜と選んでいる時は、辛うじて真面目な顔がキープ出来るのですが、おばちゃんにお金を払い一人になった途端にニコニコ顔になってしまいます。

この焼き芋と一緒に珈琲を飲むのが至福のひと時です。

最近、珈琲も美味しく淹れられる様になりました。

 

珈琲専門店の様に、豆を蒸らしている時にモコモコと盛り上がります。 日本に一時帰国した際、母親から貰ったWEDGWOODの小ぶりなカップで飲みます。

 

あまりの旨さに、いつも、最初の一口を飲んだ時、目を閉じて「フーッ」とため息が出てしまいます。

焼き芋と珈琲の組み合わせは私の中では最強タッグなのです。

 

週末、iTunesのレコメンドで「Bill Charlap」と出会いました。 私と同世代のジャズピアニストです。 ピアノトリオのライブ盤が最高です。 演奏のスタイルは古いのですが、最近のアルバムなので録音状況が素晴らしい!

 

焼き芋+珈琲+JAZZの最高コンビでハノイの夜は更けていくのであった。。。

 

ちなみにこんなヤンキー芋もあります。