最後の給料をありがたく受け取る。そして、この緊急時に太るワタクシ。

さて、待ちに待った給料日です。 学校の業務が停止になっているので、これが「最後の給料」となります。

仕事が再開するのは何時になるか?分かりません。 3ヶ月後位だとありがたいのですが、そんなに甘くはないでしょうね。。。 半年後か?はたまた、年末まで引っ張ってしまうのか? 送り出し機関の場合、ベトナムコロナウイルスが完全に落ち着いても、受け入れ先の日本の準備が出来ないと再開する事が出来ません。

 

給料を頂けるのは勿論ありがたいのですが、何が嬉しいって。。。スーパーカブに乗れるのです。 交通量が減り、多少はキレイになった?ハノイの風を受けながらバイクを走らせるのは最高です。

 

相変わらずほとんどの商店のシャッターは閉まっています。

 

数日前の発表では、ベトナム国内での感染者は約250名、死者はまだ0名です。

他国と比較しても極端に少ない数字は、国民が一丸となって頑張っている成果です。

正直、レストランで水を飲むカップを回し飲みしている国ですから、あっという間に国中で蔓延すると思っていました。 ※小学生時代であれば、「あ〜〜、◯ちゃんと間接キッス〜」とからかわれる状況。

 

ただ、ベトナム政府から外出自粛指示が出てからというもの徹底しています。 サッカーで勝つ度に国旗を振り回し、バイクで暴走していた、お調子者達はどこに行ってしまったのでしょうかね。

 

「郷に入っては郷に従え」です。 私もちょっとだけ散歩に行こうかな〜なんて言おうものなら、ガーさんに怒られてしまうので、引きこもりを続けています。

 

学校の庭には見事なバラの畑があります。 数人のスタッフの方が日々手入れをしてくれていました。 そのオジサン、オバサンの姿も今日は見ることが出来ませんでした。

 

心なし、バラも元気が無いのです。

 

普通であれば、校舎前から実習生の「おはようございます!」攻撃が始まるのですが、今日は静まり返っています。 すべての実習生は田舎に戻っています。

 

誰もいない廊下です。 こんな事になるなんて、誰も想像出来ませんでした。

 

会長も学校に来ましたが、お礼を言えませんでした。 「再開したら、また、一緒にガンバルのです!」

 

次は何時バイクに乗れるか分かりません。 折角なので、スマホをジンバルに取り付け、街を撮影しながらアパートに戻る事しましょう。 右手はアクセル、左手にジンバルです。

 

これだけだったら何てことないのですが、言葉を発するのは難しい。。。 公安の姿が見えたら、撮影を止め、走り抜けなくてはいけませんからね。

 

お金が入って少しホッとしました。 その晩、食料品の買い出しに行きます。 ガイコクジンと言うことがバレない様に、人のいるところでは、言葉を発してはダメとガーさんからの厳しいお達しが出ています。

 

少しだけ贅沢をして、チーズが入ったシリアルとカシューナッツを買います。

 

そして、過去最高の絶品料理が登場しました。

 

「鶏肉の甘辛煮」

 

一度焼いているのか?表面がカラッとしており、鶏肉はモチモチなのですね。 これは真面目に美味しかったですね〜。 下手なレストランの10倍美味しいです。

 

毎食、美味しい料理が並ぶので、国家を上げての緊急事態に私は太ってきてしまいましたよ。

 

そして、今朝はサンドイッチです。

 

豚のレバーパテです。 25,000円(約125円)

 

このパテにスライスチーズ、トマト、きゅうり。。。それに塩コショウを少々振りかければ、あら不思議。。。絶品サンドイッチの出来上がりです。

小さめとは言え、一斤ペロッと食べてしまうのでした。