風呂場でうっかりスッテンコロリ。昼からは鍋パーティーの1日。

ハノイに出ていた外出制限は1週間延長になりました。 未だ暫くは『じっと我慢の子であった。』 これが、分かるのは結構なお年の方です。

昨日、チョロっと下界を歩いてみましたが、今日はバイクに乗って街中を少しだけ見学に行きましょう。 何となく、出かける前に頭が洗いたくなり風呂場でしゃがみこみます。

頭を洗うと言っても私の場合、洗髪で無く洗頭と言う表現が正しいです。

洗い終わりさて、風呂場から出よう。。。と少々無理な体勢で部屋ばきにしている、ビーチサンダルに足を伸ばした時です。

 

つるり。←私の頭ではない。

 

見事に滑りました。

丁度、ガーさんが床掃除をしている時だったので、バケツやら洗面器など風呂場に置いてあったのです。 それらを避け、見事に足を伸ばし滑ってしまいました。

何も掴むものが無かったので、そのまま、バケツを避けながら後ろ方向にひっくり返ります。

 

尻餅で済めば良かったのですが、運悪く、ちょうど腰の位置にプラスチック製の蛇口がありました。 腰をぶつけてしまいました。 体重が乗っていましたからね。 ぶつけて少し息が止まりました。

 

もう少し若かったら、転ばなかったかも知れませんね。 なんたって55歳ですよ。

 

大きな物音を聞いて隣の部屋からガーさんが飛んできます。

『&^$(%$&#^^))()!(@*#^%』

ガーさんは私が何処かにぶつかったり、怪我をすると物凄い形相で何かを叫ぶのです。

普段は日本語なのですが、この時だけは頭の中の翻訳機能が間に合わないのか?ベトナム語になります。

自分では見えず、何もする事が出来ないので、傷をガーさんに診てもらいます。

『&^$(%$&#^^))()!(@*#^%』

短時間で2度の絶叫です。

えーっ?そんなに大怪我なのか?

 

ティッシュでキズの付近を拭きながらか涙目で「オエッ!オエッ!」なんてやっています。

吐き気がするほどの重症か?

今はコロナのせいで病院に行くことが出来ないので、大怪我だけはイヤですね。

血が止まったので、「何かを貼っておく」との事。 寝室から持ってきたのは、ちっちゃなバンドエイドです。

ガーゼにテープ?を予想していたのに、極小のバンドエイドです。

 

想像するに傷口の面積は小指の頭を程度でしょうかね。 後で聞いたのですが、血を見ると卒倒してしまうそうなのです。

 

キッチンのキャビネットの扉によく頭を下げてぶつけて出血するのですが、その時も物凄く怒られます。

あっちが痒いとか、こっちが痛いとか、最近いちいちうるさい私なのですが、ガーさんは本当にわたしの世話を焼いてくれます。 もちろん全員であるはずが無いのですが、ベトナムのお母さんは本当に素晴らしいのです!

 

さて、私としては大した怪我でないので、ちょっとだけ外出をしましょうね。

スーパーカブに乗るのも久しぶりです。 やはり、殆どの店舗のシャッター始まっています。

 

ベトナム語が分からないからなのですが、この国の人達は細かい事にガタガタ文句を言わないような気がします。 30分ほどバイクを流し本日の散歩は終了です。

普段まったく外に出ないので、これだけでなく本当に満足なのです。

 

アパートに戻ると昨晩からのお楽しみが待っています。 そうなのです!

今日の昼食は「鍋」なのです!

鍋好きのベトナム人だけでなく、わたしも本当に楽しみにしていました。

 

メイン具材は彼女の田舎から届いたイカと鯖です。 少し前に具材が届き、一度鍋を囲んでいるのですが、我が家には冷蔵庫が無いのでアパートの大家さんに残りを保管してしてもらっていました。

 

市場で買った野菜も山盛りですね。 牛肉、豆腐だってありますよ。

 

個人的な感想として、ベトナムでご馳走になる鍋はスープがはっきりしていないのです。 それにひきかえガーさんが作るスープは本当に美味しいですよ。 スープが美味しいと〆のラーメンが格別です。

このイカは本当に超絶品です。 甘みがあり歯ごたえが独特なのです。

 

そして、これまた個人的な意見なのですが、「鍋」の段取りで「その人」がわかりますね。 具材の盛り方や、鍋に投入するタイミング等など。。。

ガーさんの場合は、最低限の時間しか鍋に具材を入れません。 食べごろになると、別の器に移してしまうのです。

「どれにしようかな〜」と箸でつつく楽しみは無くなりますが、ある意味効率の良い食べ方です。

 

コロナの騒動で、沈みがちなこのことご時世に、二人でニコニコとなべを囲めるこのこと素晴らしさ! 例によって食べ過ぎですね。

 

スープが余ったので、夕飯は、ラーメンをつくって貰いましょう。

 

夕方、仕事の準備をしてしていると、ガーさんが「お宝」を抱いてきました。 ウチの赤ちゃんではありませんよ。

6階に住んでいる赤ちゃんです。

 

6階にある物干スペースで、よく、あかあさんといっしょに日向ぼっこをしていむす。

なんでも、用事を済ませる少しの間だけ預かったそうです。

 

ご主人は軍人さんらしく、ずーっと家を空けているそうです。 世の中が変わる、こんな状態なので、心細いでしょうね。

その後もガーさんは買い物に行ってあげたりしているようです。

 

さて!腰が少々痛いのですが、日本語の授業を頑張りましょう!