あけみさん あけみさん3番テーブルまでお願いします・・・

今日も朝から美味しい麺料理です。 ガーさんと住むようになってお米を食べる回数が圧倒的に減りました。

日本人ですからお米は大好きです。 でも、ガーさんが作ってくれる麺料理がとても美味しいのですね。 ついついリクエストが偏ってしまいます。 今朝はコレです。

 

▼CHÁO BÁNH CANH

 

白濁したスープには魚の旨味が凝縮されています。 揚げパンの様な物はスープに浸して食べます。

このパンは買ってきたのですが5本で25円程度です。 何と1本5円!

子供時代の駄菓子価格です。

 

どんぶり一杯の麺とスープを平らげ朝から満腹で幸せ気分です。

この後は例によって食後の楽しみ。。。昨晩は仕込んでおいた珈琲がお待ちかねです。

 

昨日は一日中、実習生の会話チェックでした。 4クラス60人近い実習生に対してマンツーマンで10問づつ質問を出して、会話能力を確認するのですが、これがなかなか大変なのです。

 

授業終了時間を1時間オーバーしてやっと終了です。

 

座りっぱなし、話しっぱなしなので、腰と喉が痛い。

最初は余裕があり、実習生からの質問にも答えていたのですが、午後になり『このペースだと終わらない』ことに気づきます。

 

出来るだけ質問以外の会話にも付き合いたいのですが、おじさんは余裕が無いのです! 何人かの実習生から『先生の家族は今何処に住んでいますか?』と聞かれました。

 

実習生の日本語レベルに合わせて正しく答えるには時間の余裕がありません。

 

『私の家族は東京住んでいます』と受け流します。

 

あと5人ぐらいで終了!と言うタイミングで気づきました。

 

『あれっ?マズイ!』

 

授業中にガーさんの話も良くするので、これでは日本に家庭がありながらベトナム人女性と暮らす不潔な日本人になってしまうのです。

全員の質問が終わった時点で、教室に残っている数人の実習生に、5年前に日本で離婚をして、今はベトナム人の彼女がいる事を説明します。

 

以前授業中に離婚の話しをしたことがあるのですが、質問した実習生が「あっ!とても悪い事を聞いてしまった!」と言うリアクションをするので、出来るだけ話さないようにしています。

言いにくいことを良く告白してくれましたご褒美と言う理由ではないのですが、実習生から故郷のお土産を貰いました。

 

▼KẸO CU ĐƠ HÀ TĨNH

何回か食べたことがありますが、プレーンなおせんべいに飴とピーナッツが挟まっています。

 

ピーナッツが香ばしくて、甘くてお茶にあいます。 ごちそう様でした。

 

ブログタイトルの「あけみさん」がやっと登場します。

 

「ひとみちゃん」でも「なぎささん」でも良いのですが、私の中で錦糸町あたりのキャバレーに実在しそうなホステスさんの名字です。 錦糸町生まれの私ですが、キャバレーと言う所に行ったことがありません。 ・・・と言うことで、ホステスさんを指名した事もありません。

 

そんなワタクシなのですが、最近「御指名」を頂くことが多いのです。

 

学校に内緒で水商売をしているわけではありません。

Skype授業でのことです。

 

日本人教師側から生徒さんを選ぶことは出来ないのですが、その逆は可能です。

昨日、運営本部から連絡があり、◯日にマンツーマンの授業追加可能か?との事

 

家計の為です!喜んで引き受けます。

 

生徒さんの顔写真を見て、思い出しました。 以前、グループ授業で勉強した事があります。

 

毛はありませんけど、一応、「男」ですからね。特に可愛らしい生徒さんの事はよ〜く覚えています。

 

グループ授業の時に、私の授業を気に入ってくれて、マンツーマン授業に申し込み、私を指名してくれたのでしょう。 全16回のコースなのですが、全て私との授業を希望だそうです。

 

昨晩、その授業があったのですが、27歳だそうですよ〜 妹と弟がいるそうですよ〜 お父さんは49歳でお母さんは48歳だそうですよ〜

 

ご主人は茨城県で溶接の仕事をしているそうですよ〜

 

・・・・・えっ?結婚しているの?・・・・・

 

まあ、ご両親より私の方が年上ですからね。 まあ、仮に10歳若いとしても、何があるわけではありません。

 

授業終了後、ガーさんの後ろ姿に手を合わせるワタクシなのです。

 

せめて、残りの15回の授業を全力投球しましょうね。

すこ〜しづつ次の世代にバトンタッチをしていきましょう。

本日は金曜日なのですが、実習生が田舎に戻っているので休みです。

タイミング良く「Skypeの授業1コマ対応可能ですか?」と連絡があったので、引き受けることにしました。

コロナ禍の状況下、少しでも稼がなくてはいけません。

・・・と行っても、授業は20時から1時間だけなので、のんびりなのです。

 

ガーさんは病院に付き添いがあるとの事で、朝早くから出かけてしまいました。

今日読むのを楽しみにしていた本があるのですが、ベッドでiPadをイジっていたら、いつの間にか2時間も寝てしまいました。

 

あいも変わらずのんきな生活を送っています。

 

その後、ゆっくりと珈琲を入れ、Miles Davisを聴きながら本を読む至福のひとときです。

 

夕方になり、今晩のskype授業の生徒さんからメッセージが届きます。 どうやら、残業があり授業に間に合うかどうか?とのこと・・・

その後、授業開始10分前に届いたメッセージには、「今、電車にのったばかりなので、今日の授業は無理」とありました。

 

生徒都合でキャンセルになった場合には、満額アルバイト代が支払われます。

 

まだ時間が早いので、ガーさんと近くの屋台に「お茶しにいきます」 最近、何回か来ている屋台なのですが、背の高いおばあちゃんが一人でやっています。

 

お茶を注文したあと、一旦屋台を離れたかと思うと、扇風機をもって戻ってきました。 東京と違い、扇風機の風があれば、涼しくお茶を飲むことが出来ます。 タピオカも入っていて、1杯約75円!さっぱりしていて、とても美味しいのです。

 

・・・・授業をキャンセルした生徒の事を思い出しました。 学生が学校で授業をするのとは訳が違います。

 

働きながら将来の為に日本語を勉強している「頑張り屋」なのです。さほど多くはない給料の中から月謝を支払い授業を受けています。 ITの仕事をしている彼は金曜日の夜、残業があり日本時間午後10時からの授業を受けることが出来ませんでした。

 

生徒都合の場合「その回の授業」は流れてしまいます。お金が無駄になってしまいます。

 

ガーさんに話しかけます。

 

「彼がアパートに帰ってきてから、授業をしてあげようか?」

 

普段は連続して授業があるので、これは無理なのですが、今日は「この1本」だけなのです。 ガーさんと商店街の喧騒を横目で見ながら飲むお茶も美味しいのですが、「我々のお茶タイム<若いベトナム人の授業」です。

 

ガーさんも賛成してくれました。 お茶を一気飲みして、1時間5分遅れで授業をしました。

 

先日はガーさんの次女、ヌちゃん7歳の誕生日でした。 事前に日本製のおもちゃのお菓子(ミニチュアだが食べられる)を仕入れていた様で、ヌちゃんに送ってあげました。

 

長女のティーちゃんも頭が良いのですが、ヌちゃんは上を行きます。 現在、小学一年生の夏休みで9月からは二年生になります。

 

そのヌちゃんなのですが、夏休み中に二年生で勉強する分を全て終わらせてしまったそうです。 同居している、ガーさんのお母さんが元教師なので、教えてあげたのでしょうね。

そんな優秀なヌちゃんですが、将来は料理人になりたいそうです。 ちなみに、長女のティーちゃんは医者です。

 

ヌちゃんが成人するまで13年、その頃私は68歳です。 色々とお金もかかるでしょうから、まだまだ、現役で頑張らなくてはいけません。

 

最近、学校での先生業以外にもいくつかの仕事を考えています。

 

自分自身「何がしたい」とか「何が欲しい」という気持ちは無くなってきました。 そりゃ、デイトナレスポールをどうしても貰って欲しい!と言われたら頂きますよ。

 

私が居なくなった後、ガーさんや家族が安定して暮らして行けるように残してあげたいのです。

 

少なくとも、学校で日本語を勉強している若い生徒たちはこんな事を考えないと思うので、私も年を重ねているということなのでしょうね。

 

「すこ〜しづつ次の世代にバトンタッチする必要があります」

 

今日は朝からガーさんが、牡蠣がぎょーさん入った麺料理麺料理を作ってくれました。 少々入れすぎの気もしますが、贅沢なのです。

 

そして、昼は寿司を注文してみました。 日本料理の店で食べたことはありますが、デリバリーは初挑戦です。

醤油、ガリ、わさびもついています。

500,000VND(約2,500円)もするので、我が家としては超贅沢なのですが、まあ、良しとしましょう。

スコーンと抜けた青空の下で授業をする気持ちの良さ!!

「年を取ると少し前の事を忘れ、昔の事を思い出す」って聞いたことがあります。

最近、そんな事がよくあります。

昨日は週刊新潮は明日発売されます」が頭の中にぱっと思い浮かびました。

 

このテキスト↑↑↑を見て、可愛らしい女の子の声が聞こえた人は結構な年配者でしょうか。

どれくらい前か?分かりませんが、テレビコマーシャルをやっていました。

また、昨晩、ベッドで思い出したのは「ピピカソです。 ポンキッキーズの中で流れていた、モダンチョキチョキズの名曲です。

歌い出し「ピピピピカソも〇〇〇〇も〜〜♪」の◯部分が思い出せない。 歴史上の偉人なのですが、エジソンだっただろうか?

 

翌朝、ググって解決しました。 「ダビンチ」でした。

 

昨日(水曜日)は出社日でした。 ここ最近、曇り空続きだったのですが、キレイな青空が広がっています。

 

1時限目は、屋外で授業を行います。 一日中机に齧りついて勉強していると、飽きてしまいますからね。

日本語学習の進捗状況が異なる2クラスが合同で会話をします。 上位クラスの生徒が下位クラスの生徒に質問をだし、間違いを直してあげるのです。

 

生徒同士の会話を見聞きするのはとても面白いです。

 

「実習生の日本語」は基本的に話す内容が相手に伝われば良いと思っています。 文法などの間違いを気にして口ごもっていては、日本に行ってから苦労します。

多少間違っていたって、恥ずかしがらないでどんどん話した方が良いのです!

 

今日はしばらく青空が続きそうなので2時限目以降も外で授業をすれば良いのですが、今日のハノイは久しぶりに暑い! 日陰にいても、艶のある頭部が汗で光ってきます。

 

明日の授業終了後、実習生は3日間一旦帰郷するらしく、6時限目「掃除タイム」になりました。

 

私は一人空手道場の雑巾がけをします。

改めてマットの枚数を数えてみました。 6×9=54枚

 

都内でこれだけの大きさの道場を構えたら、結構な費用が掛かります。

 

空手の稽古ですが、基本動作の繰り返しです。 その場突きから始まり、蹴り〜受け。。。と続きます。

 

ベトナム人の若者達にとって、「空手の授業」は面白いのだろうか?考えることがあります。

私は日本で小学生の息子と一緒に習っていましたが、子供が単調な基本動作の中に面白さを見出すことは難しいです。

 

ここ2週間ほど、空手の授業が減っていたのですが、授業中に「突き」の動作をして空手授業は無いのか?と聞く生徒が増えてきました。 そうか〜〜外国人の彼らなりに、空手の授業を楽しんでくれていたのかもしれません。

 

数日前に樹木希林がお茶の先生を演じている「日々是好日」を見ました。 何度見ても、日本文化の素晴らしさを改めて感じさせてくれる素晴らしい作品です。

 

空手道だけでなく、茶道も華道もうっとりする様な所作、立ち居振る舞いです。

ベトナムにはそれこそ、数え切れないほど送り出し機関がありますが、武道教育を導入しているのは、「ウチ」ぐらいでしょう。

 

別に空手が上手にならなくても良いのです。

 

まず、正しい形を覚えてから「中身」を充実させて行きます。 実習生の日本での仕事の多くは単調な作業です。

 

「単調な作業=退屈=面白くない」でなく、その作業の中で工夫したり、面白さを見出して欲しいのです。

 

「所作」で思い出したのですが、ベトナム人と日本人の箸の持ち方が違うのをしっていますか?

 

私もSkypeで授業をしている生徒から教えてもらいました。 翌日、食堂で食べる先生方の持ち方を見ました。

 

 

「本当だ・・・違う」

 

 

日本人は「上の箸」を親指、人差し指、中指で持ち、「下の箸」は薬指の爪の横に置き、親指の根本で押さえます。 対して、ベトナム人は「上の箸」を4本位で持つのです(結構、個人差あり)

 

箸の持ち方だって、「文化」なので、どちらが良いとは言えません。

 

でも、日本人の持ち方の方が合理的で物を掴みやすいです。 3本指で掴んでいる「上の箸」はフリーなので、自由に動き大きな物でも掴むことが出来ます。

 

ベトナム人の持ち方だと、あまり箸が開かないのです。

 

これにしても、日本に行った実習生が「この持ち方の方がい〜な〜」と思えば、見て真似をすれば良いのです。

 

さあ。。。。今日のお昼は鍋なのです! ガーさんの田舎から届いた、新鮮なイカ、エビ、魚を昼間から堪能するのです!

やっとの事で、ホットサンドを食べた土曜日の午後

今朝は、まるで雷の効果音をエンドレスで再生している様なヘンテコな天気でした。 ピカッ!ドーン!で無く、「ゴロゴロ」「ゴロゴロ」が延々と低く鳴り続くのです。

最近は自由な時間が多いので片っ端から映画を見ています。 昨日〜一昨日で「David Bowie最後の5年間」を見ました。

 

私が高校生位の時でしょうか?MTVで繰り返し流れ、広く一般大衆を対象に成功したLet’s Danceの時代で無く、アーチストとしてキャリアのピークである初期と晩年5年間にフォーカスしたとても興味深い映像でした。 どの時代の曲が好きか?は人それぞれだと思います。玄人好みの名曲もあると思うのですが、私は「STARMAN」が一番好きです。

 

少し前読んだ本の中で、山を登り山頂でホットサンドを食べるくだりがあり、『あーー。そんな食べ物があったなー』と思い出しました。 歳の割にはモダンな母が良く作ってくれました。

 

『お節もいいけどカレーもね』ではありませんが、ベトナム料理大好きな私でも時々、変わったものが食べたくなります。 パンをプレスして焼く機械は手に入るのだろうか?

 

LAZADAで検索してみます。

 

『あるある。たくさんヒットするではありませんが!』それもナイスプライスのオンパレードです。 比較的?安心出来そうな商品(1,000円ちょっと)を選び、ガーさんに買ってもらいます。

 

商品はすぐに届きました。 まず電源が入るか?確認します。

 

 

 

やられました。この仕様はベトナムで使えません。

 

但し書きでプラグの形状が書いてあったのかもしれませんが、日本の買い物感覚では疑う部分ではありません。 ガーさんに変換プラグをお願いしました。

 

実は届いてから既に10日以上経ってしまっているのですが、本日いよいよホットサンドに挑戦なのです。

最近、何か事を起こす時には入念に考える様になった私です。

昨晩、ベッドでガーさんにトマト、レタス、鳥のササミ、食パンとフランスパンをリクエストして笑われました。

 

決戦は午後1時です。

 

ブログを書くから、写真を撮るよ〜と話しておいたら、ガーさんが綺麗に盛ってくれました。 さすがベトナムパクチーもありますね。

 

粉チーズは一昨日入手! スライスチーズが無いので、三角8Pチーズで代用します。

3Pは一度だけ経験がありますが、8Pなんて初体験 ※教育者の端くれとして、不適切な発言をお詫び致します。

 

美味しいマヨネーズが無いので、塩コショウで味付けをしましょう。

 

見てくれはあまり良くありませんね。 それに、ベトナムの食パンは一回り小さいのですよ。。。 パンがプレスする機械のエッジまで届きません。

ホットサンドなんて何年ぶりでしょうか・・・ それなりに美味しかったです。

 

食パンで2セット食べた後は、フランスパンで挑戦です。 こっちも美味しいですね〜〜。

 

今度はハムやキャベツも使ってみましょうかね。

 

ささやかながら楽しいベトナム生活なのでした。

食べて、出して、寝て、時々仕事をする平和な日々:ハノイ編

前回の更新が8月2日だったので、2週間以上間隔が開いてしまいました。

更新こそしてしませんが、800本以上ブログを書いてきたので、「ブログ頭」になっています。 日々の暮らしで「あっ!これ書こう!」と思うことがたくさんあります。

でも、この程度の事をわざわざ書く必要も無いのかな・・・で終わってしまいます。

私の場合、ブログ更新=安否確認なので、時々は書く必要があります。

 

日本は連日、気の毒に思えてしまうほど暑いようですね。 浜松市では熊谷市の持つ最高気温に並んだとか・・・

 

埼玉県育ちの私として少々悔しく感じてしまうのですが、よくよく考えてみれば、暑くたって何の自慢にもなりませんね。 でも、少し悔しい。。。

 

日本でこれだけ暑いのだから、東南アジアのベトナムはさぞかし暑いと思っているかもしれませんが、残念でした。。。 ハノイは本日曇っていて最高気温は27度です。夜は24度なので、エアコンはもう必要ありません。

 

真夏は瞬間的に日本より温度が高いこともありますが、全然大丈夫です。 「ヒャ〜〜暑いな〜」と笑って過ごせます。 不快指数は日本よりはるかに低いです。(個人的には)

 

ベトナムのローカルレストランにはエアコンが無いパターンが多いのですが、扇風機さえあれば、熱いPHOを啜ることができます。

 

この季節、東京の屋外でラーメンを食べたら全身汗だくになってしまいます。 その為に日本には冷やし中華始めました」があるのです!

 

日本語先生歴も着実に記録更新しています。 月水金の週3日ですが、学校に行けば1日に3コマ空手の授業があります。 最初は色々と違和感を感じていたのですが、最近は、すっかり慣れて着替えるのが面倒くさい時、空手着のまま授業もしています。 お陰様でこちらまで、健康体になりました。

 

私の場合、学校とは別にSkypeでも日本語を教えているので、色々と気付きがあります。

 

純粋に「日本語を教える」ことはベトナム人の先生にはかないません。 まだ、あまり日本語が話せない生徒に教える時はやはり、その日本語はどの様な意味なのか?ベトナム語で説明してあげる必要があります。

 

私が思うに一番大切なことは、「その生徒のレベル」を把握して教えることです。

 

これは絶対に経験が必要です。

 

Skypeの授業では、他の日本人講師のコメントを見ることが出来るのですが、時々、日本人の私でも「へ〜そうなんだ〜」と思う様な事があります。 そんな難しい言葉は教える必要が無いのですよ。

 

「蟻の塔渡り♥」は日本に行って、深夜バスに乗り歌舞伎町で色っぽいお姉さんから教えて貰えば良いのです!! 「あらっ!お兄さん、若いわね〜ここが“蟻の戸渡りって言うのよ〜”」ってね

これは冗談としても、日本に住み、外国人と日本語での会話が無いと、日本語を教えるのはなかなか難しいです。

 

出来るだけ平易な表現で・・・と意識をして話していても、結構難しい言葉や言い回しを使っているものです。

 

慣れてくると、1〜2問質問に回答してもらえば、その実習生の日本語レベルが分かります。

日本に行くまでに、会話が上達しないにしても「話すのが嫌い」になってしまっては本末転倒です。

あまり上手でない実習生には、この質問だったら答えられるだろうな〜と言う質問を用意して、回答出来れば大袈裟に褒めてあげます。

 

教えるのに一番大変なのは、「アクセント」です。

 

例えば、お皿:おさらは「さら」にアクセントがありますね。 「お」は弱く(小さく)発音して、「さら」は強く(大きく)発音しましょう!と説明をするのですが、これがなかなか難しい。。。

 

何回説明しても、「お」にアクセントが来てしまいます。 「悪魔:あくま」と同じですね。

 

アクセントのある部分で大袈裟に顎を上げるようにしてみます。 これで、正しく発音出来るようになる実習生もいます。

 

「単語」として発音するから難しいのだろうか?それでは「んんん」でチャレンジします。

 

駄目です。。。

 

どうしよう。。。

 

iPhoneにピアノアプリをインストールして、音階として聞かせてみました。 とりあえず、「ド・ソ・ソ」を弾いてみます。

 

これでも、正しく発音出来ない実習生は、空手の授業で「はい、左手出して!」と言っているのに、右手を出します。

 

2〜300人も実習生がいれば、レベルだって様々です。 でも、彼らは稼ぎ頭として日本に行くのです、そのためには最低限の日本語を話せなくてはいけません。

 

そう考えると我々日本人教師の役割はとても大きいのです。

 

さて、本日の昼食はガーさん特製チャーハンだそうです。

食後には美味しい珈琲を淹れてのんびり過ごしましょう。

「あっという間」ではなかったベトナム生活の4年間

さてと。。。久しぶりの更新です。 ブログは時々書いてはいるのです。 でも、読み直してはボツにしています。

以前、更新を楽しみにしていた他の方のブログが最近全然面白く無いのです。 痩せたとか太ったとか、何キロ走ったとか、何を食べたとか。。。 当時はこれが面白かったのでしょうかね?

なんだか、ブログを書くのが恥ずかしくなってしまったのです。

個人的な意見ですが、寿司やイタリア料理、ワインにシャンパンなど、毎日美味しいものを飲み食べ歩く様子をブログに書くことも日本人として「品が無い」と思ってしまいます。

 

解釈は少し違いますが、日本人たるもの「武士は食わねど高楊枝」が基本です。

 

ブログは書く側も読む側も自由です。

でも、色々な理由で満足に食事が出来ない人だって世界にはたくさんいるのです。

 

ブログのPVを増やし、稼ぐ為に食べ歩く様子を書き公開しているのでしょう。 でも、彼らの事を少し気の毒に思います。

 

ベトナムに来て色々な気づきがありました。

 

今日、「たそがれ清兵衛」を見たせいもあるのですが、質素な生活の中で見つけた幸せに勝るものはありません。

 

山の頂上で食べる「おにぎり」は格別です。 この場合、おにぎりのクオリティは関係ありません、具なし、海苔が巻いて無くたって良いのです。 「塩にぎり」で充分です。

これは「山を苦労して登ってきた」から美味しいのです。 山を登ると言う過程なくして、「美味しいおにぎり」はありません。

 

ウケ狙いでは無く、ベトナムで暮らし始めて、1杯120円のPHOを食べている時、本当に「旨いな〜」と感じています。 これが本当の「贅沢」であり「幸せ」です。

 

 

・・・・なのですが、幸せの本質は「そこ」にはありません。

 

自分で美味しいな〜と思うのではなく「人に美味しいな〜」と思って貰うのです。

愚ブログで時々書いていることですが、誰かを喜ばせて幸せを感じるのは人間だけだそうです。

今の私で言うと、その対象は実習生になります。

日本行きが遅れて落胆している実習生を連れて、刺し身や焼き鳥、お好み焼きやラーメンを食べに行くと、文字通り「目を丸くして」初日本料理に驚きます。

授業中「刺し身は食べるのが怖い」と言っていた実習生は、刺し身を醤油につけ口に入れた瞬間「ヤバい!」と教えてくれました。 ※この「ヤバい」は私が仕込みました。

 

一緒に食べた実習生3人は愛知県で鋳造の仕事をしています。 彼らのFacebookで時々元気な様子を見ては「頑張ってね〜」と思います。

 

これが「本当の幸せ」です。

 

日本語の成績がとても優秀で「夜の補習授業」を手伝ってくれたクラス(10人)がいました。 彼らにはお手伝いのお礼として、一緒に豚骨ラーメンを食べに行きました。 生まれてはじめて食べる、ラーメン、唐揚げ、餃子です。

 

食後に実習生から誘われて、ホアンキエム湖に行きました。

 

到着した途端、実習生数人がコンビニに入りました。 出てきた彼らの手には、ドライフルーツが。。。 ラーメンのお礼として実習生が私に買ってくれたのです。

 

どうしてドライフルーツなのか???

 

彼らのクラスの授業中、日本へ行く時、どんなお土産が喜ばれるか?聞かれたのですね。 「コーヒー」と言う意見もありましたが、日本人はロブスタ種のコーヒーをあまり飲みません。

 

日本ではドライフルーツがとても高いので、ベトナムのスーパーで売っているもので良いので、ドライフルーツが喜ばれると教えました。

「それ」を覚えていてくれたのでしょうね。

「人から優しくされたら」「自分も人に優しくする」自然にこう言った事が出来るウチの実習生は素晴らしいと思います。

 

最近、1日に空手の授業が3クラスあります。 出勤日数が減り、また、コロナウイルスのせいで実習生を連れ出す事が出来ませんが、空手を通じて実習生に「日本」を教えているつもりです。

 

手加減すれば空手ほど楽な授業はありません。

でも、40の瞳の先にある私がダラダラしては話しになりません。

私が日本で空手を教えて頂いた師範や諸先輩方の足元にも及びませんが、出来る限り全力で突き、蹴ります。

へなちょこですが、1人汗だくになっている日本人の先生を見れば、何か感じてくれることでしょう。

 

本日でベトナムに来て丸四年が経ちました。

 

私ぐらいの年齢になると、月日の経つのが早いと言いますが、この4年間は違っていました。 日本で過ごした4年間より、はるかに長く感じました。

 

これは毎日がバラエティに富んで、周りに流されることなく過ごしてきたからでしょう。

 

「安定・居付き」してしまうのが怖い私にとって、海外で全財産が100円になったり、アルバイト生活でギリギリの生活を送るのは向いているのでしょう。

 

目下の楽しみは、明日の朝、ハノイに戻ってくるガーさんと鍋をつつくことなのです! ベトナム生活5年目に突入するのであった。。。

寝たきり老人がいきなりフルマラソンを走った様なもんです。。。

何ヶ月ぶりでしょうか。。。久しぶりに空手のクラスがありました。 空手着は前回のクラスが終わったあと、洗濯をしてクローゼットの奥にしまいっぱなしでした。

何処にあるのか?分からないので、昨晩ガーさんに電話を掛けてきいたのです。

いきなり空手クラスと言われても、出勤日以外の週4日は殆どベッドに寝転がっていますからね。

 

ベッドで本を読み、音楽を聞き、映画を見る・・・その間ずーっとゴロゴロしています。

 

これではイカン!と言うことで最近、バイクを漕いでいるのですが、20分もすると飽きてしまいます。

 

・・・そんな超運動不足の状態で迎えた空手クラスなのです。

 

前回教えていた実習生とメンバーが全て入れ替わり「空手ってなに?」と言う生徒たちです。

 

正しい正座〜礼を教えます。 空手は直ぐに忘れて貰って構わないのですが、正しい礼だけは覚えて日本に行って貰いたいですね。

実習生が日本人の家に招かれ、畳の部屋に案内された時に、正しい正座をしてきちんと挨拶が出来たらきっと驚かれます。

 

突きにしても蹴りにしても実習生にとっては未知の世界です。 空手の基本動作はとても難しいのです。

でも、私が手本(日本で諸先生方が見ているので、書くのが恥ずかしい・・・)を見せると、いきなり正しい動きが出来る実習生がいます。 こういう実習生は日本語の成績も良いのです。

 

目で見たものを頭で処理して、四肢に司令を出し突き、蹴りをします。

 

日本語も私の発音を耳で聞き、頭で処理して声帯や舌などを動かします。 直ぐに出来る実習生と何度チャレンジしても、全く出来ない実習生がいます。

 

私がベトナム語を諦めたのも「これ」が理由です。 耳が正しく聞き取れないです。聞き取れないと少ししか無い脳みそで処理する事が出来ません。 処理が出来ないと正しく発音する事ができません。

ギターソロでも耳コピーをして弾くことが出来るのですが、ベトナム語はYngwie級です。

 

最初は間違っても、一度教えればその以降、常に正しい動作が出来る生徒、何回教えても覚えられない生徒。。。

「右手出して」と言っているのに、『左手を出す」生徒も何人かいます。

私の日本語が理解出来ないのかもしれませんが、周りの生徒を見て「自分だけ逆」と言う事が分からないのですね。 ある意味「KY」といえるでしょう。

 

スポーツ中継やCMを通じて、テニスのサーブやゴルフのスイングは幾度となく目にしています。 テニスやゴルフの経験が全く無くても、なんとなく覚えているサーブやスイングをある程度正しいフォームで出来る人は頭と身体が正しくシンクロ出来ていますね。

 

実習生は日本語が上手で無くても、礼儀正しくて空気が読めれば、充分日本で生活していけます。

 

人のことを言っている場合ではありません。 いきなり、全力で突き、蹴りをすると筋肉を痛める可能性があるので、クラスが始まる前に、そーっと、突いて蹴ってみます。 大丈夫そうです。

 

当初1クラス(1時間)だけの予定だったのですが、人数が予想以上に多く、2クラスに分けました。

 

かる〜く流せば良いのですが、力いっぱい突き蹴りをして実習生に見せる必要があります。 大きな声を出すのだって久しぶりです。 どうやら、声帯も老化の一途を辿っているようです。

 

身体がキツイといえばキツイのですが、空手は絶対身体に良いですね。

密かに、毎日稽古があればな〜と思うワタシなのです。

 

さて、しっかりと身体を動かしたので、良質なタンパク質を摂取しましょうね。 久しぶりに「アヒル」を食べに行きました。