TRAENCO株式会社に行ってきました。ただ、ただ、驚くばかりの指導水準!

3日間の日程でハノイにある、TRAENCO株式会社(ベトナム人実習生送り出し機関)に行ってきました。

私が六本木に住んでいた2年3ヶ月前、日本はそんなに外国人だらけ。。。と言った様子ではありませんでした。

明治屋横のファミマでベトナム人女性がレジを売っていて、「これから世話になる国の女性だ!」と感じた程度です。

今は、本当にベトナム人実習生が多いらしいですね。

コンビニのアルバイトの大半がベトナム人。。なんて話しを聞いても、今ひとつ信じられません。

 

日本でも実習生に関するニュースも良く取り上げられていますね。 元日本人?として、これからの日本で外国人労働力は必須だと思います。

 

ベトナム人が日本で安全に働き、快適に暮らせる様に事前教育するのが、実習生送り出し機関なのです。 ハノイだけで、送り出し機関がどれくらいあるか?想像がつきますか?

 

私は聞いて驚いてしまったのですが、280以上存在するそうです。

単純にビジネスと割り切ってはいけないのですが、市場としては、攻め時かもしれません。 今後、ベトナムの経済水準が上がると、わざわざ日本まで出稼ぎに出かける必要がありません。

 

TRANECO株式会社なのですが、Thanh Do大学の敷地を借りています。

 

ハノイの中心地からそこそこの距離があり、実習生からすると、余計な誘惑がなく勉強に集中する事が出来るよても良い環境です。

現在生徒数は約300名ですが、最大800人まで対応する事が出来ます。

 

学校は全寮制です。 男性寮と女性寮も「きちんと」離れています。

▼これは男性寮の部屋です。殺伐としていますが、基本的に寮は寝るだけなのです。

部屋にはエアコンもあります。

▼洗濯物の干し方にもルールがあるそうです。ベトナムらしく無く、きっちりと並んでいますね。

 

統領執務室の様な社長室です。 こちらが社長の「チャン・ゴック・トゥアン」さんです。 40歳なので、私より一回り以上年下なのです。

 

▼右から、日本に常駐しているチャンさん、社長、海坊主となります。

 

さて、今回は下見という事で招待をして貰ったのですが、生徒達と交流してくださいと言うことで、いきなり「教室」に放り込まれます。

突然、教室にやってきた「謎の日本人」です。 これは、若い生徒からすると、興味津々ですね。

図々しくなったな〜と思ったのは、生徒の前に立たされても緊張しないのです。

 

ベトナム人について、ある程度ご存知の方は、ベトナム人が勉強している教室は「だらっ・・・」としている様なイメージを持つと思います。

 

ところがギッチョンチョンなのです。 例えが適切か?分かりませんが、「軍隊」です。 戦争映画に出てくる「はい!軍曹殿!」を頭の中で想像してみてください。

 

担当の先生に尋ねた所、「ここまで」徹底的に教育しないとダメなのだそうです。

 

この教室では、「面接」の練習をしています。

 

このクラスでは日本の歌を歌っています。

 

▼日本円についての勉強です。私もベトナムに来たばかりの時は苦労をしました。

 

▼男性生徒が歌ってくれました。(おっ!上手い)

 

女性生徒も歌ってくれます。(可愛らしい)

 

▼最後は記念写真(朽ちてゆく日本人と、一番美しい年齢の若者達)

 

▼朝と夕方には、ラジオ体操をします。まさか、ホーチミンで「ラジオ対応第一」を聞くとは思いませんでした。

 

私の前を通り過ぎる時も、いちいち、立ち止まりデッカイ声で挨拶をしてます。 歩きながら挨拶をしてはダメなのだそうです。

 

他の機関を知らないので、比較は出来ませんが、これ以上厳しい徹底した指導は無いと思います。

 

この機関で働くか?はまだ、決まっていないのですが、とても意義のある職業かもしれません。